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【令和4年度コアメンバー紹介!第7回】新妻幹生さん~何かに囚われず、やりたいという声に素直に~

こんにちは!ひたち若者かがやき会議です。運営に携わるコアメンバーを不定期で紹介していきます!今回は2021年にUターンし、茨城キリスト教学園で広報担当として活動している新妻幹生さんのインタビューです!

新妻 幹生 にいつま もとみ
学校法人茨城キリスト教学園 学園広報担当

茨城大学人文学部社会科学科で、地域社会の自治・経済について学ぶ。人生(の選択)に関われる、広告・広報・人材業を中心に就活し、卒業後は㈱リクルート北関東マーケティングに入社。中古車情報サイト利用率№1を誇るカーセンサー事業部の企画営業職に配属される。実績のない若年者でも権力者や年長者を動かすメソッドを構築し、北関東最大級法人の広告掲載店舗率を一人で10%から70%まで引き上げ、入社2年目で全国MVPに選出される。3年間で6度のMVPを獲得。その後、経営企画スタッフに異動し、自動車・教育・不動産・飲食・美容広告の経営に携わる中で、教育機関の広報活動に興味を持つ。2021年にUターンし、地元日立市の茨城キリスト教学園に転職。同学園初の広報室立ち上げメンバーとなる。個人では日立市~水戸市を中心とした市民活動・PR・マーケティング業務など、「地域活性プロデューサー」として活動している。ひたち若者かがやき会議では発信プロジェクト【HITACHEER】のリーダーとして、若者への「伝え方」教育と、発信力不足の事業者を助け、県北地域の発信力向上・地域活性化に寄与するための活動を行っている。個人SNS:TwitterInstagram Facebook note

ー 本日はお時間いただきありがとうございます。まず始めに、新妻さんが2021年にUターンしようと思ったキッカケを教えてください。

新妻さん(以下:新妻):転職を視野に入れるようになったのは2020年ごろです。それまでの広告業界での営業や経営企画スタッフ時代は、「ビジョン」に沿って行動をしてきました。具体的には会社や組織の「ビジョン」に共感して動いたり、クライアントの「ビジョン」を創り上げたりしてきました。そういうことをしているうちに、自分自身の「ビジョン」は何だろう?と考えるようになり、結果、「”地元”で”自分らしく”働ける場所を見つけたい」と思うようになりました。具体的に、”地元”=自分の生活圏だった「茨城県北地域」を、そして、”自分らしく”=「場所や時間、肩書きや社会的地位に捕らわれず、自分が関わりたい人に関わりたい範囲で関わる」…と言語化していました。そんな時に、ちょうど地元日立市の『茨城キリスト教学園』で、学園全体の広報の部署を立ち上げるという募集が出ており、勝手に「これは私のための募集だ!」と思ってしまったんですよね(笑)。幸いにもご縁があって採用いただき、現在本業・地域活動ともに日立市を中心に活動しています。

ー 勢いで決まったUターンだったのですね!ちなみに、ひたち若者かがやき会議のことはUターンしてどのくらいで知ったのですか?

新妻:「自分らしく」というビジョンの通り、何か一つの活動に囚われず、自分のスキルを活かして地元のために何かしたいと思っていました。しかし、地元に戻ってきたはいいものの、そういうことを相談できる友だちがいない焦りや不安がありました。”地域への想いしかない”人間だったんです。そこで、それらの想いをうまく昇華できる組織やプロジェクトを探しまくりました。それこそ「茨城県北/NPO/若者団体」など、めちゃくちゃ泥臭い方法で検索してましたね(笑)。その検索で引っかかったのが、正にひたち若者かがやき会議で、タイミングとしては、日立での新生活が始まって2か月くらいでしたかね。ちょうど若者会議全体会の募集の告知をみて、場所も日立シビックセンターと勤務先からも行きやすかったので「まずは行ってみよう」と思い、参加しました。

ー そのようなキッカケで参加した若者会議全体会や、その後コアメンバーとして参加するまでの流れについて教えてください。

新妻:若者会議全体会で最も驚いたのが、日立市長が直々に会に参加しメッセージをくださったことです。それだけ日立市は若者の声を本気で求めていることが伝わりました。前職の経験から、課題解決のためのスキル・スタンスは身に着けてきたという自負も少なからずありましたし、私が声を上げることでお力になれることがあるのではないかと思いました。全体会が終わって今後の関わり方を提示された時には、すでにコアメンバーとして活動したいと感じていました。

若者会議全体会第1回のようす(2021年7月7日開催。新妻さんは写真右手前)

ー そうだったんですね。それでは、実際にコアメンバーとして活動されてみた感想はいかがでしたか?

新妻:策定プランに沿って…というよりは、「若者のための意見であれば、何を発言してもプランから大きく外れるものではないし、まずは考えて・動いてみよう!」…というような、”チャレンジすること”に重きを置いていたので、加入後すぐの私の意見も尊重して聞き入れてもらえたのが嬉しかったです。日立市の市政の役に立てている感覚を持てました。

新妻さん加入後のコアメンバー会議のようす(シビックセンター6F会議室にて)

新妻:また、コアメンバー代表で日立市長に”若者の場づくり”に関する30分のプレゼンができたことも、大きな財産です。コアメンバーが協力して場づくりに関する調査や分析を行うことで、「若者が抱える課題は思ったより複雑である」ということが分かりました。決して「若者の課題が特定できた!」と言い切れたわけではないのですが、今後も絶えず若者のリアルに向き合っていかないといけないという覚悟を持てて、組織としても一歩前に進んだ感覚がありました。

市長プレゼンのようす(2022年2月)

ー そのような第1期を経て、今期はひたち若者かがやき会議の代表の1人として、発信プロジェクト【HITACHEER(ヒタチア―)】を発足しました。発信に力を入れようと思ったキッカケなど教えていただけますでしょうか。

新妻:Uターンする際に考えていたことを、約1年かけてプロジェクトに昇華させました。「発信」を増やしてチャレンジと応援がしやすい街にしたい。Uターンした暁にはずっと取り組んでみたいと思っていたことでした。そこで、ひたち若者かがやき会議と同時期に参加した茨城県のスタートアップ事業『STAND』で、”発信してみたい!と思っている人”を集めて、育てて、”発信に力を入れたいと思う人”とマッチさせることで発信力を最大化をさせるというモデルを考えてきました。

なお、この事業モデルは過去の私自身の原体験に基づいています。一つは、「好きなこと」は「知っていること」のなかからしか見つからない。前職時代、進路選択中の高校生に向けた講演で何度も伝えていました。もう一つは、「ひとりは有限、皆なら無限」であるということ。多種多様な人々との対話から生まれるアイデアは、自分一人では絶対に出てこないものばかりでした。ずっと広報や広告の畑にいたんだから、新妻個人で発信していけばいいじゃん…そう言われたこともありました。しかし、たとえ私がいなくなってもイキイキ・ワクワクしている地域であってほしい。そのためには、たくさんの人に知る機会を作り続け、好きなモノやコトを増やしてもらい、発信の視点を増やしていくことが重要だと思っています。だから、地域の発信人を「集めて」「育てたい」んです。

STANDで新妻さんが考えていたHITACHEER原案

この想いを形にしていくために、ひたすらに想いを伝え「ファン」を作ること、実績や今後発信したいモノの方向性を「仲間候補者」にアピールするものを用意すること、そしてそれら活動を都度個人で発信していくことの3つを実施しました。

想いを形にするために取り組んだ3つのこと

ー 2021年の1年間の地域活動の集大成がHITACHEERとして昇華したのですね。具体的には今期どのような活動がされていますか?

新妻:私たちのやりたいことを多くの人に理解してもらうために、まずはHITACHEERのビジョンやミッションを言語化しました。7月からは、地域の発信人を育てる『クリエイター講座2022』を開講し、一緒に地域の魅力を発信してくれる仲間づくりにチャレンジしています。

第1回クリエイター講座のようす(2022年7月18日)

私はライティングの講師を務めているのですが、単にスキルを身に着けてもらうというよりも、発信すること自体を好きになってほしい、…そのためには、発信人の皆さんに、自分自身に対する自信、また、「日立が好きだ!知っている!」という自信を持っていただきたいと思い、講座を制作しています。

第1回は自己紹介文の作成や、自分の撮る写真から感性に向き合う内容を展開しました。終了後の受講生の感想には、

「Uターンする際に私が大好きな日立市にゆかりがある方々と知り合いになれて嬉しかったです。」

「自分は誰にも頼らず、ずっと1人で勉強してきたのであまり友達もいなくて孤独でした。本当に満足です。」

「自分の得意なことや不得意なこと、他の人から見た自分の性格など、分析してもらえて、とても良かったです。」

「もっと自分の心を大切に、もっとひたちの街で自分が好きだなぁとか、これで豊かになるなぁという部分にフォーカスをあてて、写真を撮っていきたいなぁと思わせてくれた講座でした。」

など、自己理解が進んだり、仲間ができたことに対する満足感を持っていただけたようで、嬉しかったですね。結局、何をやるにも、自分がどうしてそれを頑張りたいかが明確に分かっていることと、背中を押してくれる人や共に頑張る仲間の存在が必要不可欠だと思っています。そのあたりをサポートしながら、一丸となって日立の魅力を探究していきたいです!

ー 受講生のコメント、とても素敵です。狙い通りの講座が展開できて、今後も期待が膨らみますね。最後に、新妻さんが地域活動を進める上で原動力になっていることを教えてください。

私の活動は、私個人にとっても、関わる組織にとっても、地域にも良いものになるはず。そう信じて一歩ずつ進んでいます。やりたいことは全部やって、全部楽しんで、関わった全てに還元できるパワーをつける…そんな人生を送ってみたいのです。皆が同じ方向に向くような役割を担うことで、その組織の体感温度を1℃上げられるような人間を目指しています。そのほうが自分も楽しいし、そういうことができる人間であれば、どんな時代・場面でも必要とされるのではないでしょうか。

何かに囚われず、「やりたい」という声に素直に、本気で取り組むからこそ本気で楽しみながら活動を続けることができている新妻さんのインタビューでした!

引き続き、ひたち若者かがやき会議各種SNSのチェックをよろしくお願いいたします!

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