『そうだ、ミニマリストになろう。:心を豊かにする部屋』
前回ミニマリストに関する投稿をしてから数か月たってしまいました。子供のスポーツシーズンが始まり、忙しくなったのが大きな理由ですが、2,3か月集中して断捨離したので飽きが来ていたとも言えます。
私の場合、1年中ずーっと断捨離し続けるよりも、定期的に集中してやるほうが盛り上がります。しばらくぶりに再開すると、これまでとは違った新鮮な目で見ることができ「これはなくてもいい」と思えるものが出てきますしね。
さて、最近漫画 「Artiste(アルティスト)」にはまっていました。パリで暮らす料理人が主人公の話です。主人公は動物並みの嗅覚・味覚を持つのですが、料理以外にかけてはとにかく鈍くさく、人づきあいも下手。普通の人が普通にできることがうまくできません。
そんな彼ですが新しいレストランに就職するにあたって、職場の近くのアパートに引っ越しをします。引っ越しして気が付く持ち物の少なさ。これまでは、家とはただただ寝るだけの部屋だったからですね。
そんな時に、彼は家主(カトリーヌ)に
「カトリーヌのお部屋!
テーブルに花があって
絵や写真がたくさん壁にかかってて
棚にはいろんな本が並んでて
白いふわふわのネコもいて
ちゃんとしてます
(なにもない)僕の部屋と全然違う・・・
それで買い物に行こうかと
もっと忙しくなったら寝るためだけの部屋になるかもしれないのに
不思議だな
や やっぱり変ですかね?」
と聞くのですが、彼女の返事は
「変じゃないよ
あんたは今
自分の心を豊かにしようとしている
(それは)人が生きていく上で最も重要なことのひとつ
つらくても苦しくても
それでもなんとか生きていかなきゃいけない・・・
人生を助けてくれるものだよ」
というものでした。
ああ、そうなんだよね、と思う。
主人公は、何もないから買い物に行こうとしていて、私は部屋の中にあるものを減らそうとしている。
彼は足し算、私は引き算で、やっていることは真逆ですが、目的は同じだなと思います。私は「自分を豊かにするものだけ」を部屋に残したい。ただ便利だからとか、手放すのはもったいないからとか、なんとなく持っているものをどんどん引き算していって、宝物だけを部屋に残したい。
というわけで、また頑張って断捨離していこうと思ったのでした。
ちなみにこの会話があるエピソードは2巻です。
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週末に寄付してきたもの。バインダー、ジャケット、ウィンドブレーカー上下、普段着数枚、鍋つかみ、小さいお盆、ブーツ、踏み台。初夏に夏服を数枚購入したので、バランスをとるために服を数点手放すことにしました。