【小噺編】「見た目が大事」の根本は想像力
皆さん、おはようございます。
新米診断士の信です。経営参謀と名乗っています。
「人は見た目が9割」という本が一時期流行っていましたが、それに関連して、今朝ふと思ったことを。
朝8時前のオフィスビルの1階にあるカフェでの作業中。
よれたワイシャツの50代サラリーマンが横に座る。
座って早々、革靴を脱ぎ始め、足裏全体をテーブルの脚の金属部分に、、
冷たいから気持ちいいんでしょうね、ご本人は、、
朝なので、臭いはそこまででしたが、とはいえ、この方とは一緒に仕事にできないなと。パソコン閉じて、カフェ出ました。
で、歩きながら考えました。
その人にもいろんな事情があるのかもしれないと。たとえば、その人のオフィス内は土足禁止で、通勤で疲れた足を冷まさないといけない、、とか。革靴か靴下メーカーの人で何かを確認しているとか。
そして、何に対して僕は嫌悪感を抱いているのかも気になりました。
そこで辿り着いたのが、「想像力」。
おそらくそのオフィスビルで働いているであろうおじさん。社内の人がカフェにいるかもしれない、朝からその会社とのアポがある取引先もいるかもしれない。だとしたら、靴下丸出し状態はいいのか、、など、想像すらしていない。もし同僚や取引先とバッタリ会っても、何も気にせず話を始めるんだろうなと。
そんな人と一緒に仕事をしても、コミュニケーションがうまく取れなかったりで上手くいきそうにない。だから、一緒に仕事したくないと見ず知らずの人に嫌悪感を抱いているんだなと気づきました。
じゃあ、そんな自分はきちんとできているのか。清潔感や姿勢など見た目は気にはしているつもりですが、それでも仕事でしか会ったことない人からは違和感のない見た目なのかどうか。
もちろんファッションなどは個人の嗜好なので、他者の目線ばかり気にするな、自分を貫け、という考え方もあります。
ただ、中小企業診断士、経営コンサルとしてやっていく中で、誰がいつお客様になるかわかりませんし、どこにいるかもわかりません。
たとえば、顧問先で社長とガッチリ連携できていても、実際に手を動かすのはその従業員の方々です。コンサルとして、いくら正しいことを言ったところで、「あの人、この前カフェですごい横柄だったし信頼できない」なんて思われたら、ぜったいに助けてくれません、ぜったいに。
と、今は考えすぎと思われるくらい想像力を働かせておくべき時期なのではと思った朝でした。
それでは、皆様、いい1日を!