モンスターばかりじゃない世の中
1、ロジカル〇〇〇〇〇
先日、この記事を書きました↓。
剃刀のように、あまりに頭が良くて論理的でズバズバモノを言う人は、周りを傷つける一面があるよ、使い方次第だよ、という記事です。
その使い方次第、という一面をクローズアップして、このような記事も書いてみました↓。
同調圧力が行き過ぎているとき、平時を装った乱世、そんな時にはロジカルモンスターの出番ですよ!という記事です。
しかし、読み返してみて、はたと考えたわけです。
「モンスターばかりじゃないんじゃないか?」
モンスター=怪物、ですよね。ポケモンとかモンストとかなら可愛いところもありますが、モンスターペアレントとか、モンスターハンター(モンハン)とか、浦沢直樹さんの「MONSTER」とか、どちらかというと怖いもの、困り者、危険な存在、そんな感じです↓。
では、そうではないロジカル〇〇〇〇〇、良い面に焦点を当てた場合、どのような呼び名がふさわしいのだろうか?
つらつらと考えてみたのが、この記事です。しばしのおつきあいを。
2、エンジェルだと可愛すぎる?
私は言葉を探すとき、シソーラス(類語)や対義語を調べます。
一昔前なら「類語辞典」でもぺらぺらめくるところですが、この便利な昨今、「モンスター シソーラス」などを検索すると、けっこう出てくるのです。試しに検索してみると…↓。
怪人 ・ 怪獣 ・ モンスター ・ 妖怪 ・ スペクター ・ 魔物 ・ 魑魅魍魎 ・ 魑魅 ・ 怪物 ・ 妖怪変化 ・ 魍魎 ・ 化け物 ・ ゴースト ・ 亡霊 ・ 幽霊 ・ お化け ・ 妖怪 ・ 国賊 ・ 大ネズミ ・ 元凶…
こんな感じでヒットします。ここからイメージを膨らませます。
次に「モンスター 対義語」などを検索してみると…
Monsterの対義語わかりますか?
おしえてください
補足
人間は英語でなんですか?
こんな質問を「知恵袋」でしている方がいて、
人間は英語でHumanです。 英語の表現で、「彼はモンスターだ」とか、「彼は怪物だ」という意味の、”He is a monster"という反対は、”He is an angel"、つまり、「彼は天使だ」となります。ですから、対義語はAngelですかネ。
という、優しい方が回答をしたりしています。
エンジェル。天使。ロジカルモンスターの反対→ロジカルエンジェル…。
うーん、ちょっと可愛過ぎるかなあ…。
ということで、もう少し考えます。モンスター=危険=傷つける存在=破壊者。こんな感じで連想します。破壊者の反対は? 建設者、かな…。つまり壊すのではなく、作り出す、構築する、前向き、そんなイメージ。
建設=ビルド? これじゃ仮面ライダーか。ディベロッパー? 大手ゼネコンか。どちらかというと、壊れていたものを作り直す、そんなイメージかな?と考えて、良い熟語が思いつきました。「再興」。再興する人。そんな英単語があるかな?と、「再興する人 英語」で調べてみると…↓
再興する人の英語
主な英訳 reviver
カタカナ的に発音すると、リバイバー。これだ! なんかかっこいい! モンスターを相手にしてもひけをとらないぞ!
一応、「リバイバー」とカタカナ英語で検索してみます。
太鼓の達人とか、アドベンチャーゲームとか、色々出てきます。色々出てくるということは、一応、世の中で認知されている言葉かと安心します。下手にカタカナ英語にすると、何それ?ということにもなるので、裏を取るのです。ちなみに「アドベンチャーゲームのリバイバー」はこちら↓。
1987年発売、PC-88、ハチハチですか…。時代の流れを感じる…。
ま、それはともかく、「ロジカルモンスター」に対する概念として、「ロジカルリバイバー」を提唱することにしました。より可愛くするなら「ロジカルエンジェル」なんですが、ちょっとアイドルっぽいですしね…。
3、ではロジカルの対義語は?
ここまでくれば一満足なんですが、ついつい深入りするのが、私の悪い(でも自分ではあまり悪いと思っていない)クセです。
ロジカル(論理的な)に対する言葉はなんだろう?
さっそく検索すると、エモーショナル(感情的な)という言葉が出てきました。「エモい」とか最近は使いますよね。
じゃあ、感情的な怪物は「エモーショナルモンスター」かな? ちょっと長いな…。短縮するか。エモナル? なんか野球解説者の江本孟紀さんになる感じかな…。「ベンチがアホやから野球でけへん」という…↓。
まあでも、江本さんはベンチの動きに感情的に反発してプロ野球選手を辞めてしまったわけだから、それはそれで悪くないか…。ではもう少し読みやすい略語。エモ…、エモル…、エモール? これか? アモーレみたいで、響きがいいじゃないか!(笑)
ということで、ロジカルモンスター←→ロジカルリバイバーのセットに、新たに2つ付け加えることにしました。エモールモンスター←→エモールリバイバー。感情的な怪物に、感情的な再興する人。
図にするとこんな感じですね↓。
※Wordとペイントでさっと作った図の画像、簡易的なものです。
4、それぞれの例(キャラ)を考えてみるか…
ここまででかなり深入りしてしまっているわけですが、深入りついで毒皿で、それぞれのイメージ、例となる人物(キャラ)を考えてみるか、と思ってしまいます。言葉(概念)を、既存のキャラに置き換えてみる。そうすれば(自分の中で)定着しやすいので…。
ロジカルモンスターの例。
これは今までの記事でもさんざん例として取り上げている、海堂尊さんの「チーム・バチスタの栄光」の「白鳥圭輔」でしょう。小説でも「ロジカルモンスター」の言葉がずばり使われていますし。映画版では阿部寛さん、ドラマ版では仲村トオルさんが演じています↓。
原作では「〇キブリ」にも例えられている白鳥ですが、映画版やドラマ版ではイケメン俳優が演じているんですよね。論理的にズバズバ斬る、ロジカルモンスター。田中芳樹さんの小説「銀河英雄伝説」がお好きな方なら、「絶対零度の剃刀」とも称される「オーベルシュタイン」でもいいんですが。
では一方で、ロジカルリバイバーの例と言えば?
私の頭の中では「倍返しだ!」のセリフが響き渡りました。そう、この人↓。
半沢直樹ですね。堺雅人さん演じる、小気味よい斬れ味。しかし、ロジカルモンスターのように斬り裂いて破壊して終わりではなく、再興させる人というイメージが強い(私の中で)。まあ、相手を土下座させたり、左遷喰らったり、上戸彩が奥さん役でうらやましいだったり、ロジカルというよりハートフルじゃないか?という声も聞こえてきそうですが、私の頭の中では「ロジカルリバイバー」はこの人(キャラ)です。
ここまで来たら、エモールモンスターとエモールリバイバーの例も挙げていきましょうか。
エモールモンスターの例。感情的な怪物。破壊者。それこそ「モンスターペアレント」や、木下斉さんが記事で挙げている「オレは話聞いてないぞ!おじさん」かもしれませんが…↓。
もう少し愛されキャラ、映画に出てくる人、ドタバタ喜劇、あんまり論理的なイメージでない人、そういう人を考えていくと、いました、超有名人。感情(本人は論理的と思っているかもしれない)でモノをいって事件を起こし、マドンナに恋をして振られ、全国各地を旅するフーテンの…↓。
寅さんですね。漫画が好きな方なら、「両さん」(両津勘吉)でもいいかも。こうあてはめると、エモールモンスターも愛されキャラな感じが強くなりますね。
では、エモールリバイバーの例は?
うーん、癒し系かなあ…。「チーム・バチスタの栄光」なら、白鳥圭輔の「相棒」の田口公平なんですが、彼も医者なのでロジカルな面もあるんですよね。となると、最近、噂になっているあの人で…↓。
「レンタルなんもしない人」さんです。本人が企画・原案で、プクプクさんが漫画にしています。本当に「なんもしない」人です。レンタルされて、ただ、一緒にいてくれます。レンタル彼女とかレンタル彼氏とかではありません。論理的でなく、ただその存在にて、感情の面で癒してくれます。破壊することは(たぶん)ありません。むしろ再興してくれます。
5、渡る世間はモンスターばかりではない
いかがでしたでしょうか?
この記事は、ロジカルモンスターから発想して、モンスターじゃないキャラは?ロジカルじゃないキャラは?とつないで、それぞれの例も考えてみました。さて、あなたの脳裏にはどんな人が思い浮かびましたか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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