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カタールW杯をきっかけに、この世界に
色々な国があることを再発見
した方も
多いのではないでしょうか?

私も、その一人です。

W杯に出ている国、逆に出ていない国、
強豪国、これからの国、

そんな世界地図が浮かび上がってくる。

例えば、モンゴル
…大相撲では横綱照ノ富士をはじめ、
モンゴル出身の力士が
多数、活躍していますよね。

でも、サッカーが強い、とはあまり聞かない。
現在(2022年12月)は、大塚一朗さんという
富山第一高校を優勝に導いた指導者の方が
モンゴルサッカー代表の監督を務めています。

さて、そのモンゴル、どこにあるのかと
グーグルマップなどを開けてみますと、

中国とロシアの間にありました。
内陸部。まさに「草原の国」

…ただ、このロシアとモンゴルの国境、
一直線ではない、というのは
ご存知でしょうか。

意外と世界には「一直線」に引かれた
国境も多いものですけれど
(例えば、アフリカ大陸など)
ロシアとモンゴルの国境は
「凸凹」としています

特に「ある湖」があるところは、
ポコッとはみ出るような感じで
モンゴル側の領土として
「凸」の形になっている

ここは、いったい…?

私のクセとしまして、
(特に仕事に行き詰ったりすると…)
現実逃避も兼ねて、地図を眺めて、
「なんでここはこういう形に
なっているんだろう」と
疑問を持ち、調べたりすることがあります。

早速、調べてみました。

その凸にある湖の名は「フブスグル湖」

天下『布武』に、キン肉マンの本名
「キン肉『スグル』」ですと…?
いかにも強そうな名前だ、
と思いましたが、もちろん意味は違いまして、
「青い水」という意味だそうです。

その昔、このあたりで活躍した
トュルクという部族の言葉。

もうこのあたりから私の心には
青い水をたたえた湖面の上に
爽やかな風が吹いてくるのですが、

スマホなどお持ちの方は
ぜひ検索してみて下さい。
『フブスグル湖』と。


何とも涼やかで、
何とも神秘的な、青い水の湖を
見ることができます。

世界一透明な水の湖は、
お隣のロシアのバイカル湖なのですが
それに次ぐ第二位の透明度
持っているそうです。

広さは、琵琶湖の4倍ほど
ものすごく、広い。
まさに文字通り「風光明媚」の絶景!

日本で風光明媚と言えば
「富士山」を挙げる人が多いのですが
モンゴルで風光明媚と言えば
この「フブスグル湖」を挙げる人も
多いそうです。

人呼んで「モンゴルのスイス」

…そう言われてみれば、
「モンゴル」と「スイス」は
全く異なる国のようでいて、
実は共通点もたくさんありますよね。

◆手つかずの自然がたくさんある
◆綺麗な湖がある
◆強国に挟まれている
◆海がない内陸国
◆牧畜がさかんで、乳製品が豊富
◆実は国の形も少し似ている

モンゴルもスイスを見習って
「永世中立国」を目指そうとする
動きもあるとか…。

最後に、まとめます。

サッカーの強豪国、スイス。
サッカーはまだこれから、モンゴル。

そのパッと考えただけでは
ほとんど結びつかない二つの国が、
「フブスグル湖」の検索をきっかけとして、

私の中で結ばれ、比較されて、
思いがけない共通点が
浮かび上がってきました。


読者の皆様も、
ちょっと気分転換をしたい時には
地図を眺めて
「あれ?」と思ったことを
調べてみてはいかがでしょうか?

そしてその地域、その国、
同じようなところと比べて
何が同じなのか、何が違うのか、
共通点と相違点は、と考えていくことで

表面的な地図から、
「重層的な世界」が浮かび上がってくる。


特に最近は、カタールW杯等を通して、
「こんな国があったのか…」
「どんな背景を持っているのだろう?」
と、ふと思うことも多いのでは
ないか、と思います。

気になったら、ちょっと検索してみる。
歴史や地理の概要を調べてみる。
ちょっとだけ、比較、分析してみる。

「ほほう、そう言われてみれば…」

意外な事実が次々と出てきて、
頭の中の既知の知識とつながって、
とてもフレッシュな気分になれますよ!


皆様がいま、気になる地域や国は、
どこでしょうか?

※本記事は以前に書いた記事を
リライトしたものです↓
『モンゴルのスイス、モンゴルとスイス』

合わせてぜひ!

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