小説『人事屋シリーズ』6作品の紹介!
私は、長編小説をいくつか書いています。
『凸凹バラ姉弟 ミシェルとランプ』
の前に書いたシリーズものの
6作品があります。
題して『人事屋シリーズ』!
本記事では、このシリーズの紹介を書きます。
タイトルは、こちらです。
「人事屋○○○の○○」
(最後も文字は「かい」)で
統一しています。
1作目~4作目は、
ジンジャー・エイルという主人公が
主にミックススパイス島を舞台にして
活躍しています。
5作目~6作目は、
ローズマリー・ポックという主人公が
主に島の横のディッシュ大陸北西部にて
活躍しています。
なお、このシリーズの後に書いた
『ミシェルとランプ』は
ディッシュ大陸「南東部」に舞台を移し、
エイルたちの時代からかなり後、
という設定で、世界観を援用しました。
①②③は、Twitterにてスレでつなげて
連載もしていました。
(今なら長文投稿も可能ですが、
140字ずつ、えんえんスレで
つなげていったんですよね…)
このうち③は、リンクトインでも
(密かに?)連載したことがあります。
「ココナラ」上で閲覧専用のPDFも
販売しております。
もし興味のある方は、リンクからご覧ください!
各作品のあらすじを引用しておきます。
①人事屋エイルの爽快(テーマ:後継問題)
②人事屋エイルの密会(テーマ:派閥闘争)
③人事屋エイルの打開(テーマ:情報操作)
④人事屋エイルの本懐(テーマ:戦略人事)
⑤人事屋ポックの半解(テーマ:実地研修)
⑥人事屋ポックの俗界(テーマ:国際構想)
ここからは、書いた頃のことを
思い出しながら、裏話も交えて紹介します。
①「人事屋エイルの爽快」を書いたのは、
単純に「ジンジャー=人事屋」の発想から。
「しょうが」とくれば薬味、スパイスだ。
スパイスとくれば、七味唐辛子…?
という連想をして、
舞台の「ミックススパイス島」を作り、
そこに四つの国があって、
その真ん中に「仕事人」的な仕事をする
組織と街があって…と連想(妄想?)を
広げていきました。
「人事」ですけれども、組織内だけでなく
他の国(組織)に「出張」して報酬を得る
「人事屋」として活躍させたかった。
「爽快」では「加麗王国」に出張しています。
いわゆる「社外人事」的な存在。
その組織のことだけではなく、
外の世界も知った上で活躍をしていきます。
「仕事人」設定ですので、彼の仲間たちも
「一芸」に秀でている設定にしています。
例えば「ケシノミ」はそのまま
ターゲットを「消す」暗殺師範に…。
ただ、通常はそれだと物騒過ぎるので、
ターゲットを「守る」警備師範にしました。
それで、四作目までは
この自称人事屋のジンジャー・エイルが
中心になって活躍するんですけれども、
「主人公補正」もあって、
エイルをかなり優秀、有能、先読みが凄い、
という(いわゆるチートな)設定にしたため、
「成長物語」にしづらかったんですね。
(三作目からはエイルの「弟子」たちも
活躍はしますけれども)
そこで、五作目から、
彼たちが活躍した時代から
二十五年ほど時間を後に設定し直しまして、
「ローズマリー・ポック」という
エイルとは違う感じの、まだまだこれからの
主人公を作ってみました。
「半解」のひよっことして。
彼が仲間とともに「人事屋」になっていく物語。
もちろん、そこまでの四作がありますから、
過去の出演者であるエイルたちも、
何らかの形で出演させています。
(あくまで世代交代して、脇役として)
シリーズものだと、こういうことができますね。
結果的に「歴史のつながり」も
表現できて、良かったなと思っています。
2023年1月~3月に
リンクトインの会社(団体)ページや
noteで連載しておりました長編小説
『凸凹バラ姉弟 ミシェルとランプ』は、
この6作品の世界観を援用して、
ディッシュ大陸の「南東部」を
舞台にしているのです。
…大陸の「北西部」「南東部」を書いたので
そのうち「北東部」「南西部」も
書いてみたい、とは思います。
ですが、これは今後の課題ですね。
(十作目までの構想は練っていますが…)
最後に、まとめます。
本記事では、自分の作品を振り返るべく、
『人事屋シリーズ』6作品を紹介しました。
私は専業ではなく複業として小説を書いています。
無名の普通の会社勤めの社会人…。
そんな人間でも、今は作品をつくり、公開できる。
クリエイターエコノミー、いい時代、ですね!
さて、読者の皆様のこれまでの「作品」は、
どんなものでしょうか?
「作品」は有形無形、小説に限りません。
ぜひ、教えてください!
※小説の表紙や地図などを描いていただいたのは、
「中林まどかさん」という
イラストレーターさんです!
リンクを貼りますのでぜひホームページにて
作品集をご覧になってみてください。