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2001年から21世紀に突入し、
2024年で24年目ですね!(当たり前ですが)

「同時代史」は厄介なもので、
リアルタイムで進んでいくために
「渦中」の人には分かりづらい。

例えば「1600年:関ヶ原の戦い」なら
終わってだいぶ時間が経っていますので
後から「この年が歴史の分かれ目だった」と
よく分かる
のですけれども、

同時代では分かりにくいのです。

というか、分からない。
時間があまり経っておらず、
評価や分析が重なっていないから。
結果や影響もまだ未知数…。

本記事では、そんな「同時代史」のお話、
2001年から2023年あたりまでを
振り返ってみたい、と思うのです。
なまじ最近であるがゆえに、
意外と頭から記憶が飛びやすい。
折に触れて思い出すのもまた良し、です。

…とはいえ、一年ずつ23年分を
箇条書きにするのも芸がありませんよね。
区分します。
分かりやすいよう、日本の総理大臣で!

①小泉劇場の時代:2001年~2006年
②ポスト小泉時代:2006年~2012年
③安倍一強の時代:2012年~2020年
④ポスト安倍時代:2020年~(2023年)

せっかくなのでIT機器やSNSの歴史も
からめながら振り返ってみます。
皆様も「この時、何してたっけ?」と
ご自身のことを思い出しながら
お読みいただけますと嬉しいです。

◆①小泉劇場の時代:2001年~2006年◆

私がちょうど社会人になった頃。
新卒就活は「超氷河期」時代。
受けても受けても落とされるという
かなり辛く暗い就活。SNSもまだない。
自分の見通しが甘々、スイートだった…
とは思うのですが。

2001年に森喜朗内閣の次にできたのは、
『自民党をブッ壊す!』などの
ワンフレーズ・ポリティックスで有名な
小泉純一郎政権です。

とにかくキャラが立っていた。
「塩爺」こと塩川財務相や竹中大臣、それに
大人気だった田中眞紀子外相(後に更迭)
などを取り込み、内閣支持率は78%。

凄まじいパフォーマンスでしたよね!
「米大統領との友好」「北朝鮮の電撃訪問」
「郵政解散」「刺客候補」など、
ワイドショー映えする話題が多過ぎた。
まさに「劇場」状態。

…ちょうどこの頃にADSLが登場、
「ネットの常時接続」が可能になりました。
それ以前のネットは電話回線を使用し、
つなぐ際には「その都度」
電話をかけて接続していたんです。

新卒の私はまだPCを自分で持っておらず、
「ネット喫茶」に足しげく通って
情報を検索していたことを覚えています。
「2ちゃんねる」ができたのは1999年、
「写メ」が世に出たのは2001年頃でした。

◆②ポスト小泉時代:2006年~2012年◆

小泉総理が辞めてから、
約1年ごとに総理が変わります。

第一次安倍、福田、麻生政権。
2008年のリーマンショック後に自民党下野、
民主党の鳩山、菅、野田政権。
素人目でも「変わり過ぎじゃね?」
と思っていたものです。

2011年には「東日本大震災」…。

そこで力を発揮したのがSNS。特に、
2008年に日本に上陸したTwitter(現X)
2011年に一気に普及したLINEでした。
私もまだ発信はしていませんでしたが、
「ガソリンがあるスタンドはどこ?」と
「Twitter見る専」で情報を得ていました。

そう、この時代は日本における
「SNS」の黎明期。

2005年に生まれた「mixi」が普及する。
YouTubeニコニコ動画も生まれる。
匿名主義のTwitterとは対照的な
知り合いとつながれるFacebookも広がる。
(LinkedInも2011年に上陸しましたが、
日本語対応が遅れ、広がりが遅れる)

安定しない政治、安定しない経済。
不安の中で「つながり」「絆」を
模索していく時代だった、とも言えます。

ちなみに私もこの時期に
東京在住から地方在住へとキャリアを進め、
つながりを模索しました。

◆③安倍一強の時代:2012年~2020年◆

「アベノミクス」などを看板に、
二回目の政権を運営した安倍総理。
一回目の失敗を教訓に、
したたかな政治を行いました。
選挙には連勝、外交にも積極的。
政権在位の最長記録を作っていく…。

ちょうどこの時期、日本の各地に
「スマホ」が普及していきます。
2010年には「約4%」でした。
2020年には「約90%」。
100人中、90人が持つようになる。
それを支えたのが高速通信「4G」

いかに凄まじい普及だったか!
人の行動様式に大きく影響を及ぼします。

今では死語同然ですが、
「ユビキタス社会」という言葉があった。
「いつでも・どこでも・何でも・誰でも」
ネットワークでつながれる社会のことです。
これが実現した。スマホと4Gで。
情報の受発信が、格段にしやすくなった。

スマホがない時代では、
例えばメールやチャットを見るにしても
PCの所に行かなくてはいけませんでした。
今ではスマホにアプリを入れて、
SNSをどこでも運用できる。
電車の中では、新聞でなくスマホを見る。

私も、確か2012年頃にスマホを持ちました。
それまでは「ガラケー」で
電話さえできればいいじゃん、でしたが
持つことで「使おう」と思い始めた…。

◆④ポスト安倍時代:2020年~(2023年)◆

2020年頃からいわゆる
「コロナ禍」が社会を覆いました。
安倍首相も退陣。
一年遅れで東京五輪が開催される。
菅政権、岸田政権、そして現在へ…。

私は、2019年頃から
「SNSでの発信」を始めました。

最初はTwitter、次いでnote。
2021年からLinkedInを開始!

…皆様は、発信をいつ始めましたか?
もしかしたらコロナ禍のこの時期から
本格的に始めた人も多いかもしれない。

安定しない政治、安定しない経済。
不安の中で「つながり」「絆」を
模索していく時代…って、これ、
東日本大震災の頃と似ていますね!
そう、歴史には繰り返す面があります。

しかし同時に、繰り返さない面もある。
東日本大震災の頃には
まだスマホは普及していませんでした。
今ではスマホどころか
AIも新技術も5Gも普及しつつある。
「不可逆で待ったなし」の時代に、
私たちは常に生きています。

最後に、まとめます。

本記事では同時代のお話、
2001年から2023年頃までの事柄を
取捨選択して振り返りました。

さて、2024年以降はどうなるでしょう?

そのヒントはこの二十数年間の中に
すでに密かにあらわれているように
私には思われるのです。
「これが現在に、未来につながるのか!」と
「後から」分かるような変化が…。

読者の皆様は、何をしていましたか?
いつ、ネットやスマホ、SNSを始めましたか?

近い未来、2050年から振り返った時、
あなたにとって2024年は
どんな年になるでしょう?
…どんな年にしていきますか?

※「2010年代の変化」の記事もご参考まで↓

◆この「同時代史」を読み解き、
現在と未来につなげていくのに
かなり重要なキーワードが『SNS』です。
下記の記事にて、松本 淳 さんの記事などを
参考にしながら、SNSの起源や普及の推移を
まとめていますので、ぜひ。

※「3つのSNSの比較 ~その起源と想いとカラー~」

※「どのSNSに注力するか? ~4つのSNSの起源~」

※「SNS全盛時代だからこそSNSの比較」↓

合わせてお読みください!

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