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「Inaoなリライト」その14 ~中島 伸二 さんの自己紹介文より

中島 伸二 さんの自己紹介文を元に、
『Inaoなリライト』をさせていただく
機会をいただきました!

Inaoなリライトとは、私が自己紹介文を
自由に勝手に解釈してリライトすることです。
※公開可、のリライトのみ紹介。

小野寺 梨紗 リサッチ さんのご紹介でした。
ありがとうございます!

(ここからリライト引用)

『日本酒には、米と水が必要不可欠です。
それらはどこから来るか、と言えば、
「豊かな自然」から生まれます。

サステナブル、Sustainable。

英語で「持続可能な」「維持できる」という
意味の言葉で、最近よく聞きますよね。
豊かな自然も「持続」していかなければ、
美味しい日本酒が飲めなくなる。
もちろんワインも、ビールも、地酒も…。

中島伸二さんは大のお酒好き。自称「呑べい」。
地のもの、旬のものを食べ、
地酒を飲みながら旅するのが大好き!とのこと。
ちなみにワインは、カリフォルニアワイン好き。

そんな中島さんがお持ちなのが、

『自分が生きている間に、
真にサステナブルな社会を子孫に残したい!』


という強い想いなのです。

…考えてみれば日本酒に大事な「水」も、
地球上をぐるぐる円のように循環しています。
雨となり、地表に落ち、池にたまり、
川を流れ、海に着き、再び雲となり、雨になる。

中島さんは、環境に興味をお持ちでした。
高校生の頃から、公害問題に興味津々。
仮面浪人の末に、環境系の衛生工学科に進学。
大学では寮での自治会活動を含む「社会活動」と、
その後の「夜の店でのアルバイト」を経験。
この両極端の経験を通じて、
今の人格と価値観が出来上がったそうです。

そんな中島さんが大学卒業後に
活躍の舞台に選んだのは?

『環境に貢献できて、
かつ、社会の縁の下の力持ちになる仕事』


すなわち「エネルギー会社」でした。
東京ガスに就職!

「ほほう、素晴らしい理想を持ち、現実を味わい、
生活を支えるエネルギーの大手企業に就職。
完全無欠なキャリアですね!」

…いや、それがそうでもないんです。
なぜなら、中島さんはここで、
水が地球上を循環していくように、
様々な場所で様々な苦闘をしてきた。


まず、入社2年目には、
製造業部門の営業担当になります。
大企業から中小企業まで、
工場向けの燃料ガス化や
省エネ・CO2削減に大きく寄与する
「コージェネレーション普及」に携わる。

これ、字面だけ読めば環境問題に関わる
素敵なお仕事のように見えます。しかし、
実際はとても泥臭い、難しいお仕事ですよね。
エネルギーをガンガン使ったほうが速いんです。
それをできるだけ省エネの意識をさせる。
うん、考えただけで途方もない「板挟み」だ。
調整、すり合わせ、説得の連続のように思える。

入社10年目には、出向。
エネルギーサービス子会社立ち上げに際して、
ESCOビジネス黎明期の3年間をご経験!

…これもまた難しいお仕事。
ビジネスは何でも「最初」が難しいものです。
「これからはESCOビジネスが大事ですよ!」と
いくら説いたとしても、
「エ、エスコ…? ビスコの新商品ですか?」と
勘違いされることも多そう。

ええ、私も勘違いしていました。
ですので、調べてみた。

『ESCOビジネス』とは、一言で言えば、
『省エネルギーサービス事業』
1970年代のオイルショックによる
原油価格の高騰を契機として米国で誕生しました。
省エネ効果が見込まれる
システム・設備などを提案・提供して、
維持・管理まで含めた
包括的なサービスを提供する事業だそうです。
これまた、調整、すり合わせ、説得の連続…。

私はここまでの中島さんのキャリアを読んで、
日本酒づくりの杜氏さんのイメージが湧きました。

日本酒は、ただ水と米があれば
勝手にできる、というものではない。
杜氏さんが、その巧みな手さばきと管理で
少しずつ大事につくっていくもの、ですよね。
特に地酒は、その土地の環境を
しっかりと見定め、それに合った
お酒づくりをしていかなければいけない…。

大学で両極端の経験、新卒2年目で営業、
10年目からはESCOビジネス。
いずれも、それぞれの環境を見極めて、
様々な人の思惑を感じ取り、
適宜、適切な手を率先して打つ必要があります。

中島さんは美味しい日本酒、すなわち、
「持続できる環境」をつくりあげるために、
「縁の下の力持ち」として
それぞれの瞬間で懸命に仕事に
向き合ってきた
ように、私には思えたのです。

…そんな中、中島さんはあることに目覚めた。
それが法人向けの「コンサルティング営業」。

子会社から東京ガスに戻ると
製造業部門でトップ営業パーソンに!
同時に、現場からマネジメント職も経験。
東京ガスでの最後の二年間は、
「サステナビリティ推進部長」としてご活躍!
ついには
「環境省の中央環境審議会の委員」になり、
『日本の2050年カーボンニュートラル宣言』
にも関わったのです。

「なあんだ、やはり完全無欠なキャリアだ。
サステナビリティの第一人者!
まさに、時代の寵児!
ゆくゆくは、東京ガスの社長さんに…?」

いえいえ、そうじゃないんですよ。
中島さん、54歳で早期退職をされます。
地元にUターンされるんです。

「ええっ! なんで…!
国の施策にも関わるような
重要な地位も役職を捨ててまで、そんな」


理由は、いくつかあります。
一つは、親の介護のため。
そしてもう一つは、ご自身の夢を叶えるため。

現在の世界は、大量生産・大量消費・大量廃棄。
「リニア(直線型)エコノミー」と呼ばれます。
そうではなく、環境・社会・人に同時貢献できる
「サーキュラーエコノミー」への移行を
促進していきたい…!という夢を。

ついには2024年1月、
『サーキュラーエコノミーコンサルタント』
としての起業を決意されたのです。

「サ、サーキュラー、ですか…。
サンキュー? キュラソー?
お酒に感謝する言葉?」

全く違います。

サーキュラー(circular)とは、
「円形の」「扇形に広がった」という意味。
サークル、から来ています。つまりは『循環』。
サーキュラーエコノミーでつくられた製品は、
そもそも「廃棄」という概念がありません。
使用された後も価値を失うことなく、
再使用されたり、別の製品の素材になったりする。

まさに「円」ですね。
それはまろやかな味わいの日本酒にも通じる…。

中島さんの新たな挑戦は、始まったばかりです。

ぜひ、サーキュラーに興味のある方は、
中島さんと一献酌み交わしながら
お話をうかがってみてはいかがでしょう?』

(引用終わり)

中島さん、貴重な機会をいただき
ありがとうございました。

日本酒好きな方も、そうでない方も、
中島 伸二 さんのプロフィール画面を
訪れてみてくださいね!

※こちらも記事もご参考まで↓

中島 伸二 さんにInaoなリライトを
ご紹介いただいた記事はこちら↓

※リライト文の中にちらっと出した
「キュラソー」については、こちらを↓

※『Inaoなリライト』については
こちらをどうぞ↓

※他の方のInaoなリライトは↓

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