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1930年代の後半、
日本に対して石油などの輸出規制、
経済制裁政策が取られた。

4か国から行われた、ということで
その4か国の頭文字を取って、
『ABCD包囲網』などと呼ばれる。

A:America(アメリカ)
B:Britain(イギリス)
C:China(中国)
D:Dutch(オランダ)

その一方、

2020年代の前半、
これから活躍する人材は
『ABC人材』であると言われている。

私はこれにDをプラスして、
『ABCD人材』が活躍すると思った。

①A:AI(エーアイ)
②B:Big Date(ビッグデータ)
③C:Cloud(クラウド)
④D:Deep learning(ディープラーニング)

①AI、エーアイは
「人工知能」である。
推論や問題解決などの知的な活動、
人間にしかできなかった活動を
いかにコンピュータにさせるか、
という技術である。

②ビッグデータは
「巨大で複雑なデータ」である。
一般的な情報処理システムでは
扱えないほどの膨大な
ありとあらゆる情報データを
いかに処理して活用するか、
という技術である。

③クラウドは
「雲:コンピュータからの
ネットワークから得られる
膨大なデータを活用すること」
だ。
単独のPCなどではなく
ネット上に広がる雲のごとき
無限の情報をいかに活用するか、
という技術である。

④ディープラーニングは
直訳すれば「深層学習」である。
コンピュータが自動で大量のデータを
解析して、表面的なものではなく
深層にあるような特徴を解析する。
AIの中に「機械学習」が含まれ、
機械学習の中に「深層学習」が含まれる。
つまりは、いかに自動的に
データの「深い」特徴を解析させるか、
という技術である。

1930年代の『ABCD包囲網』と
2020年代の『ABCD人材』…。

決して語呂合わせだけでは、ない。
ここでは恐るべき、日本を囲む
世界的な状況が相似している。

「ABCD包囲網」の政策は、
日本の動きを、縛った。
国内に多くの資源を持たない日本は、
この包囲網によって、
「資源のある」地域を狙うようになったが、
その行先は袋小路へと陥っていった。

「ABCD人材」の概念は、
これからの世界の人材を縛っている。
国内に多くの資源を持たない日本は特に、
このABCDを積極的に使いこなし、
「資源」を自分から
生み出していく必要があろう。
そうしないと袋小路に陥る。

いかに早く気づくか?

歴史にIFはタブーかもしれないが
あえて「もし」と考えた時、

「ABCD包囲網」をされるかも、という
可能性と予測と対策を予め考え、
きちんと備えていたのならば、

日本が袋小路へと突き進むことは
なかった、かもしれない。

同様に、未来のことを考えると、

「ABCD人材」がこれからの世界で
求められているということを
少しでも考え、備えていれば

キャリアの袋小路へと
突き進むことはない、かもしれない。

AI、ビッグデータ、
クラウド、ディープラーニング。

この4つは「石油」と同じように、
普段ははっきりと意識することはないが
これからの世界には必要不可欠なものだ。
…いや、すでに必要不可欠になっており、
じわじわと包囲されている、のかもしれない。
このことを、ディープに考えて、
ラーニングしていく必要がある。

「プログラミング」を
必修として学校で学んでいない
中年世代以降は特に、

意識してこのABCDを、自分の意志で
学んでいく必要がある、と思われるのだ。

…と、ここまで偉そうに書いてきた私も、
エンジニアやプログラマーでは、ない。

海老フライの揚げ具合やCDには詳しいが、
ここで挙げたABCDは、まだまだからっきし。
来るべき「ABCD全盛時代」に向けて
学び直しを(ようやく)画策しているところ。
…とても、お恥ずかしい状況である。

…読者の皆様は、いかがでしょうか?
ABCD、積極的に学んでいますか?
活用、できていますか?

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