「当たり前」と言う価値観

私にとって、学ぶことは当たり前のことではない。特別でありがたいことだ。
私の身近には、もし障害も何もなく生まれてたら一緒に学校に行けていたであろう妹や、お金があったら大学に行けていたであろう母がいるから。
だから私が健康に生まれ育ち、親が学費の工面をしてくれ、さらに私自身が学習の環境に身を置けていることは幸運以外の何者でもない。ありがたいことだ。
(それゆえ私は誰かの役に立てる学問を志し、自分の幸運をいずれ誰かに還元できないかと思っている。)

だからこそなのか、単に私が今余裕をいつもより失っているからなのか、やる気の感じられない同窓生をみるともやもやしてしまう。
やる気の現れ方が人それぞれで、能力も人それぞれなのは重々承知しているつもりではある。
私が同窓生について知っているのは、同じ学び舎にいると言うことくらいで、それぞれの人にとっては、私にとっての学ぶことくらい大切なものがあるのかもしれない。

そう言うのもわかるから、もやもやしたりイライラしたり憤りを感じたりするのは、完全に私のエゴ。わがまま。そんなことはわかっている。

でも、少しくらい言わせてほしい。ここに書くくらい許してほしい。
せめて、真面目に頑張って学ぼうとしている人が引け目を感じるような環境は作らないでほしい。決められた時間くらい、協力してほしい。

私にとってこの時間この機会は、私が手にできた大事なチャンスなの。

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