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「1万の”ダメ”があっても、”会いたい”の一言には、かなわない」

「会っちゃいけない理由なら、100でも200でも思いつく。
でも。1万の”ダメ”があっても、”会いたい”の一言には、かなわないんだ」
ヒスイの男友だち・N

おはようございます。ヒスイです。

今日はちょっと。切ない話をしましょうか。
ヒスイの友人Nは、この1年ほど叶わない恋をしてます。
事情があって、彼女とはほとんど会えず。
ひたすらラインと電話の毎日。
そしてごくごくたまに会えても。
カラダをつなげる関係にはなれません。

このあたりで賢明な諸兄諸姉は、事情をお察しかと思います。
そうゆう、恋です。
友人Nはいま、30歳。
ふだんは明るく人当たりもよく、仕事も骨惜しみせず働きます。周囲からの評価も高い。
いいやつです。
しかし、この恋だけは、どうしても。
あきらめられぬ、らしいのです。

この1年、Nからは無数の名言が出ました。どれもこれも、切なくて切なくて、涙が出てしまいそうなものです。
冒頭の言葉もそうですし、

『どうして彼女じゃなきゃ、ダメなのか。その理由は、おれが一番、知りたい』

『朝、目が覚めたらまっさきに、夜、彼女とかわしたラインをぜんぶ読みなおすんだ。ああ、彼女はほんとに生きているって、その瞬間に思う。
それだけのために、おれは毎朝、目を覚ます』


そして、こう言っていました。

『彼女とは、どうしても一緒に生きられない。だから気が狂うほどに、すきなんだ』


この恋が、いわゆる「成就」にいたることはないでしょう。それは、彼にも、彼を見ている私たちにもわかっています。
相手の人には守らねばならないものが多くある。そして彼女は、すべてを捨ててNに責任を背負わせることはしない、大人の女性なのです。
ただもう。せつなくて。
友人として。ときに、その恋を見ていることがつらい日があります。


今日は、最後にもうひとつ、Nの言葉を載せておきましょう。

『彼女と会う前は、毎日が楽しかった。
彼女と会ってからは、おれは”この世で生きる理由のある、人”になった。
今のほうが、いいね』


ヒスイは友人として申します。
Nは、この恋の前から、いいやつでした。
今は。
せつないほどに、いい男になりました。
だから神様。
たとえ10分でもいいから、Nのおもいがかなわないものでしょうか。
Nの友人一同は、みんな、そう願っています。

たとえ、10分でも。

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すいません。きょうは、とっ散らかったままの日記ですが。
これで終わりますね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

皆様のもとにも、幸せな恋がやってきますように。

Nの親友・ヒスイより

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ヒスイ~強運女子・小粋でポップな恋愛小説家
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