「140字・20秒の恋歌：⑦5月の御堂筋は、エメラルドの天井」

初夏の御堂筋。きみはイチョウ並木を見あげた。
「5月のイチョウってエメラルドみたい」
「秋には金色になる。一緒に見よう」って、僕。

きみはいつも“今”だけを見ている。
僕はもう少し”先”を見る。ミステリ本の結末をのぞくみたいに。
この時間差が埋まれば。僕はずっと、きみのもの。

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こちらは、再録です。
見覚えのある方、いらっしゃるのでは(笑)？
ダラズさんのさわやかなイラストで、癒されてくださーい。