FF14黄金のレガシーは良くも悪くもニチアサだったと思う感想記事
2024/07/27 17:30頃:「2位」の項に追記
黄金のレガシーメインクエストをクリアした感想です。
主にウクラマトから常々ニチアサの空気を感じてたんですが、それが良い方にも悪い方にも作用してたよねっていうのが一番言いたいことです。
てことで、三大ダメポイントを愚痴ってから楽しんだ感想を書いていこうと思います。
三大ダメポイントを愚痴る
■3位:グルージャとゾラージャの繋がりが不明すぎる
ゾラージャ自身については何だかんだ(わかり辛かったものの)色々描写してくれた(後述)ので何とか許容範囲なんですが、グルージャは大問題。
「出生が謎」という要素は「残して楽しい謎」であるべきなのに、「ゾラージャを理解するためにはただのノイズで邪魔すぎ」でした。
「結果的に血の繋がりはありませんでした」でも全然良いんだけど、「ゾラージャとはどういう繋がりなのか」が一切全く語られないので完全に「ぽっと出」になっちゃってるわ、ゾラージャの深掘りにもならないわ……っていう。ゾラージャが「何」に対して武王の権限を置いていったのかが全くわからないのマジ勿体ない。
そもそもマムージャって(バクージャジャの件考えても)単為生殖じゃないはずなのに、アレクサンドリアに他にマムージャ族いましたっけ?
実験生物だったかもしれないテキストでもIDに置いておけば良かったのにそれも無いですよね……?
とあるゾラージャ夢女子の方が『誰との子よ!!!』と叫んでいましたが、ホントそれな。
■2位:ヴァリガルマンダ封印解除をバクージャジャにやらせた
ねえこれ彼にやらせる必要どこにあった???????????????
X(旧Twitter)で「バクージャジャ許した?」って質問をしましたが、3:7で許されてなかったよそりゃそうだよ。
マイナスがデカすぎてプラスが全然足りてないんですよ。
(許した方の人にちらっと話聞いてみたところ、『結果的に大丈夫だったから』って条件がついてました。これ加味するかどうかですよね……する?)
「卑怯なことをする」までなら、何なら王女誘拐&秘石奪取までは、全然ルール上(悪者ムーブとして)納得出来ちゃうレベルであり、「実はかわいそうな奴でした」で済まされる可能性が大いにあったと思ってます。
その後の「映画のジャイアン」ムーブも非常にカッコ良いものとして見れたし。
ただ、いくらなんでも、ヴァリガルマンダ封印解放だけは、あまりにもシャレにならなさすぎませんか。
国民全員の命と国土をガチで危険に晒しておいて、それ自体に大して言及せず先述の「卑怯なこと」と一緒くたにされてるのは違和感しか無い。
っていうか、そもそも何で普通に次の試練に参加してるのかと。彼の仕業だってバレてるよね???
何かしら国民に対する意識を表現させんと、「新しい生き方」が薄っぺらい通り越して何も成長してないアホガキにしか見えない。
某グランブルーファンタジーの「贖罪RTA」以上じゃないかなコレ。
上記はジスマロック様の日記からの引用ですが、仮面ライダーって週一で1年間放映し続けるんですよね。
そういう悪行キャラが「愛嬌」で許されるには、愛嬌を見せてくれる期間がちゃんと確保されていて、ちゃんと酷い目にも遭ってくれて、それによって視聴者はゆっくりと納得していくという経緯が必要なんです。
ただ、FF14黄金のレガシーはぶっ続けプレイ可能なゲーム一本のストーリー。それじゃ結論までが早すぎて、納得できるだけの時間が無いんですよね。
「2つの色に分かれた背中」を見せる演出は本当にカッコ良かったんだけどな……これあまりにも惜しすぎる……。
2024/07/27追記:
『仮面ライダーで味方になった悪役みたい』という認識に加えて、
『FF14は今後も続いていくMMORPGである』という認識を持つと、
ちょっと話が変わってくることを教えて頂きました。
まだ話は終わっていない、7.Xに続く途中である。
つまり彼は『味方になった直後で調子に乗っている段階』。
仮面ライダーならこれから最終回に向けてコメディチックに酷い目に遭いまくるやつであると。
確かに、3位や1位と違ってこれは「まだ続く物語」の要素になっているんですね。なるほどなるほど、つまり……↓
■1位:グルージャジャVSメカゾラージャ
個人的には黄金のレガシーの没入感全部消し飛ばしてくれやがった最悪の存在がコレだと思ってます。
悪い意味で超ド級のご都合展開とお馬鹿すぎる説明不足を同時に見せられてしまいました。
まず、メカゾラージャが一度倒された後に復活した時点でただごとではないのに棒立ちで見てるだけのヒカセン(ご都合無能化)。
メカゾラージャが復活した後にグルージャジャが「手を出すな!」って言ったわけでもなく、本当にただただ棒立ちでなーんにもしてなくて、「間に合わない」でもなんでもない。
ここまでのウクラマトは「有能」というわけではないので「親父の誇りを傷つけるわけにはいかなかった」でもまぁ許される(ムービー中に言っとけとは思う)が、ここまで世界を救って後方腕組み経験者面してたヒカセンがやっていいレベルのことではない。
そして、やられたはずのケテンラムが突然の再登場。
1.斬られたようにしか見えないエフェクトからしばらく登場無し
2.彼の管理していた秘石がゾラージャ陣営に奪われた説明だけあって彼がどうなったか説明なし
3.本っっっ当に何の説明も無く! しれっと!! 歩いて!!!! 登場した!!?!?!?!?
4.戦闘開始、グルージャジャが亡くなるまで特に何の説明なし
5.その後ようやく「油断して殴られて気絶してた間に秘石奪われちゃった」ことをセリフで説明
え? 重要な失敗の報告がすぐに出来ないド無能さんですか??
そもそもなんで「襲われた後に起き上がった」ところを見せないんですかね意味がわからんが?????
グルージャジャの死という大事なシーンが、この2つで完全にぶち壊しでしたね…………。
読めない行間はただのコミュ力不足だってキングオージャー6人目がやってたぞ。
よくわかってないこと一つ
魂資源まわり
アレキサンドリアでは、魂資源による「保険制度」のようなものが成立しているようでした。
ID「オリジェニクス」内の情報端末を見ると、
1.人間の魂=魂+記憶の混合エーテル
→分離
→魂は漂白して魂資源に
→記憶はメインターミナルへ(永久人)
2.魔物の魂=魂+記憶の混合エーテル
→分離
→魂は漂白して魂資源に
→記憶は特殊用途を除きすべて廃棄
であると受け取ったんですが……これ、魔物を含めたとしても、生まれる数<死ぬ数じゃないと保険制度なんて成り立たなくない?
もしくは、人間一人、魔物一体につき魂資源は1つではないか。
もしくは、ヒカセン達に説明するためにぽんぽん死んでみせてたけど、全体としては思ったよりも消費が行われておらず、製造年が古い魂資源がまだまだ残っているか。
で、リビング・メモリーに使われる「生者エーテル」っていうのも「1」「2」両方から採れるけど、必ず消費されるから不足している?
もう一つ、ゾラージャによる虐殺のとき、わざわざ復活させてからリスキルしてる理由がよくわからない。
あの方法じゃないと生者エーテルが獲れない?で合ってる?
「あれ魂資源消費させたら勿体なくね?」ってなるんですよね。
レギュレーター奪ったときのゾラージャがリスキルしたのはもっと謎(ここチェックミス臭がするんですけど何か理由ありそうですかね?)。
愚痴はここまでにして色々と語っていく
前半について
ウクラマトという主人公の成長物語を軸にして、
全体的には継承戦レースをしつつ、
部族ごとに一つの短い話を作って勉強しつつ解決していくテンポ。
そして「お勉強」以外にも「知ることが大事」「笑顔にする」の辺りとかの、良い意味で「説教臭い」(良い大人ならもうわかっているレベルのことを、だがそれが大切であると改めて説いてくれる)話の内容。
これどこかで知ってるなと思ったらまさにニチアサ特撮戦隊モノのやり方なんですよね!!!!!そういうの大好き!!!!!
あまりにもニチアサ臭ありすぎてウクラマトに「縁が出来たな!」って言わせた奴は許さんぞ吹いたじゃないか。言いそうすぎる。
後半について
平和になったかと思われたトライヨラに、突如天から未知の敵が現れる。
国を焼かれながらも王たちは再び立ち上がる…………
王様戦隊キングオージャーってこんなストーリーでしたよね?
と思っちゃうくらい楽しいニチアサタイムはまだまだ続くか……!?
と思いきや、魂の話や鏡像世界の話で一気にFF14に戻ってきたのも良きでした。
前半で様々な文化を「見て」「知って」来たのはウクラマトだけでなく、プレイヤーも同じだったんですよね。
……ってところに後半で「じゃあこれは受け入れられるかなー^^」ってレギュレーターお出ししてくるのホントよしだ。やられたわバカ。
当のウクラマトが「不愉快」と言ってくれてるんで、ああ不愉快と感じるのはとりあえず間違ってないんだな、と思わせてくれたのは見事。
FF9は未プレイなんですが、クルルまわりを中心にFF5要素も入れてきてくれたのも嬉しいところ。
あのラスボスをしっかり「ぶっ倒して終わる」辺りも、良い意味でニチアサ臭がしました。物事を区切る決着というのは、先に進むために必要なモノですからね。
……ラスボス前の選択肢で「最後のシャットダウンだ」っていうのがあったんですが、特命戦隊ゴーバスターズでそんなセリフありませんでしたっけ?????(無い気もする)
キャラ関係
ウクラマト
この人要所で見せる斧担ぐポーズめちゃくちゃカッコ良くありません?
2~3回あったと思うんですけど毎回惚れかけてました。
さて、黄金のレガシーを語るなら彼女の存在は欠かせないというか8割くらい彼女の成長物語でしたね。
キャラクターの性格、性質。
各部族に対する理解の仕方、理解の結果。
たどり着いた答え。
どこまで共感出来るかで評価が大きく変わる、そんなキャラだったように思います。
私個人としては、全共感の難易度は結構高かった(特にマムークのやつ)ものの、最終的には大好きなキャラクターになりました。
「親目線」としても成長見守れて楽しかったです。
コーナ兄さん
黄金前半のサブ主人公でしたね。
自らのやりたい事(技術による発展)がしっかりあるけど、コミュニケーション不足でちょいと暴走しちゃってたところを、ウクラマトに隠れてきちんと「知って、理解する」を進めて受け入れていた。
成長度合いもあって、実に好ましい人物でした。
ただ、彼の評価ってストーリーの流れが悪い&尺不足のせいで下がってそうで、ちょっと勿体ないなーとは思ってたり。
1.サンクレッド&ウリエンジェと対決出来る!? とワクワクしてたら道壊した以外なーんも無しでさくっとシスコンモードに突入
2.食の試練で味方サイドになっちゃって、サンウリとあわせて結局いつもの暁メンツ
3.祭司長グーフールー戦。プレイヤー戦闘→コーナチーム到着→プレイヤーチーム一時退場→画面暗転から戻ったらコーナチーム勝ってる(そこコーナチームのカッコ良さをお伝えするポイントでは!!?!?!?)
4.バクージャジャが改心して脱落(?)→ゾラージャが審判に危害与えて脱落→コーナが継承権破棄して脱落、の流れがあまりにも早すぎて「ウクラマト勝利のための舞台装置」としての側面が見えちゃう
とかとか。
継承権破棄そのものはちゃんとアツいと思ったのでマージで勿体ない……
彼自身はサンクレッドウリエンジェとちゃんと絆結んでしっかり成長してたので、後半でサベネアとの国交結んでたりするところからも、今後の理王としての活躍が本当に楽しみです。
バクージャジャ
双頭のこと置いといても「エロ同人適正がある」が本当だとは思いませんでした。それも「行動が父親起因で生き方がねじ曲げられまくってる」とかいう方向で。
彼、人間換算だと何歳くらいなんだろう。
その二つの頭でちゃんと考えて行動できる年齢だったのかなぁうーん。
求心力も無かったしなぁ。
先述の通り、ジャイアンになるには時間がかかりそうな男。
そういえば、「マムージャの罪」と言われているのは「子供を作りまくって犠牲にしたこと」だけじゃないと読み取りました。
恋愛結婚とか自然分娩とかそういう話はしてなくて、「侵略のために」「多くの命が失われることが分かっていて」「それがアカンことだとわかりつつ」双頭制作試しまくってた、とここまで揃っていて、更に実際に侵略行為とか色々やったからこその「罪」。……よく改心出来たな父親。
あと95ID。『赤子の魂が眠る場所』としんみり悲しさを感じてたら
→IDかーーーーい!!!!!w
→からのOPムービーで壺壺壺壺壺壺………………
っていうのはたぶん前半で一番「人の心が無い」を感じたポイントでした。
グルージャジャ
幻影戦カッコ良すぎません!!?!?!??!!?
「おっと、そうだったな」と不完全版を見せてからの完全版必殺剣とか最高すぎじゃないですか。
せっかく8人揃ってるんだしこれ討滅戦にして欲しかったまであるくらい良かった。
ここで理王のボイスがっつり聞かせてからの継承式で「理王は亡くなってました」は悲しみの共感として実に上手かったぜチクショウ……。
継承の儀は、ただ秘石を集めただけじゃダメで最終評価はオレと早めに言ってくれたのは非常に大きかったと思います。
これのおかげでウクラマトの評価は自然に正しく上がっていった。
他3人にもまだまだチャンスはあると思えるタイミングだったのもある。
あと地味なところなんですが、黄金郷の秘密のことをちゃんと語ってから死んだの、最期までこの連王有能すぎるぜって感じましたね…………。
(※継承の儀のルールどうなのとも言われていますがそこは彼の豪快なところ見せられてるのと選者の皆さんが自由すぎるのでまぁトントンかなと)
ゾラージャ
自己肯定感ゼロのまま王になろうとしちゃった人。
行間を読む必要が多々ありまくるけど、その想いについては(結果的に)過去も現在も理解可能なキャラクターとなったと思います。(読む行間がちゃんと存在した=描写はあったのでギリセーフ)
初手で持ち上げられまくってるせいでプレイヤー自身「彼は格が高いキャラなんだ」と思えてしまうのは、今思うと黄金最大の罠だった気がします。
これは狙ってやってると思ってるんですが、友の試練(マムージャ族のやつ)以降の彼の株と格の急降下ぶりはとんでもなく、もはや芸術的と呼んでもいんじゃないかレベルでしたよね。
1.友の試練に失敗したら突然キレ出してルール違反で継承の儀から脱落
2.突然サレージャを殺害(彼の企みに気づいて殺したならまだしもそんな様子は全く無い)
3.ヘリテージファウンドにて、ウクラマトを待ってられずに痺れを切らす
4.人質を解放したと見せかけて人質を背後から襲う
5.トライヨラ襲撃が上手くいかなかったと知って口調が荒くなる
6.部下を斬ってリスポーンキルしてからレギュレーター奪う
7.グルージャを人質に取る
8.討滅戦前、力を得るために自我を無くして自分を見失う
9.討滅戦中、変異後が双頭のなりそこないっていうコンプレックスモロ出し形態(この辺で「あ、これまでのやつ全部わざとやってるわと気づく。ほんまやってくれやがりましたねデザイナーこの野郎)
10.変異後の戦い、「我が世界よ!」宣言で出てくるフィールドがクッソ狭い(落下のプレッシャー混みで変な笑い出た)
11.そういえば戦争によって民の意識改革するとか言ってたけど完全にそれ上っ面だったってことですよね
12.子供認知してない=父親としての無責任さ
後半は一つ起こる度に「まだ下がるの!?」と驚きまくってたレベル。
道中の印象はどうしても「なんか自分勝手にキレて色々やらかしてる小物」になるんだけど、よく考えると「最初から大物格でもなんでも無かったのだ」とわかるのはなかなか面白いんじゃないかと。
あまりにも格が下がりすぎて、やらかしたことの大きさの割に人としての評価(?)は「バクージャジャ以下」になるのが……もっと掘り下げておけばと思うような、何とも切ないような。
そういえばゾラージャ討滅戦、倒したゾラージャから魂資源がふわふわ出ていってるの、これが本当にニチアサなら殺された人たちのもとに魂が戻って復活して……ってなるんだけど、そうじゃないんだろうなあ……。
ウケブ
なんだあのスピード感のあるカメラワークは、めっちゃ笑ったよ!?
彼のことを書いて思うんですが黄金は「話を聞かせる」のが上手かったように思います。
「各部族のお勉強」もそうですが、うまく言えないんですが彼があれだけネタ擦っても大丈夫だったのは聞かせ上手だったからとしか思えない……!w
ケテンラム
貴方おいくつ!!?!?? 90前後じゃない???
登場してきたとき、(この人まだご存命だったんだ……)と思ったのは私だけじゃないと思いたい。
それにしてもCV源田哲章はつよすぎる。
剣で戦いはじめたときはカリスマありすぎて他を食わないか!?と心配になったレベル。
年齢の件で「CV源田哲章なのでアシエン」って説を見かけたときは吹いた。
ちょっと納得しかけたけどそれだと終わった物語を蒸し返してしまうよ!!
エレンヴィル
後半の裏主人公。
彼が新生アレクサンドリアから受けた仕打ち(カフキワ死亡に繋がる30年のズレは完全に奴らが原因)がずっと考えにあったんですが、だからこそスフェーンに対する考えが固まりやすかったというか、迷いなくぶん殴りに行けたというか。
カフキワさんは星海で待ってる……のか。そうなのか。それは良かった。のかな。
クルル
再現体とはいえご両親に会えて良かったね……というか彼女が一番リビングメモリーの無理ない使い方をした(生者の心残りを死者の再現体が晴らす)んじゃないかなって。
ミドルネーム『マイア』回収でFF5勢の私大歓喜。お母さんありがとう。
自ら名乗ってくれて二度歓喜。FF5勢限定の泣き所だと思います。
エスティニアン
マジ自由。本当に夏休みだったのこの人ですよね!?
「一方その頃エスティニアン――」は一回くらいやってくれても良いじゃない!w
なんだかんだ暁二大戦力の片翼として空中戦で大暴れもしてくれて、あれは気持ち良かったですねえ
デコワ
先に謝れるえらい子だったり、
「逮捕も織り込み済み」の良策を提示したり、
エスティニアンの舎弟(?)ムーブをしたりと、
本当に絶妙な立ち位置に収まっていくな……という印象のキャラ。
等身低めに描かれてるのにちゃんと実力あるのも珍しいですね、今後も上手いところに出てきて欲しい子でした。
ストリカ
「誰?」ってなるかと思いますが、レギュレーターの使い方を見せてくれた格闘士っぽい女性の方です。
(あっ自爆戦法するわけじゃないんだ……)と思った奴は正直に挙手しなさい。ハイ。
彼女が「君たちも命を大事にね!」って発言した瞬間、私は「ブラボー! おお……ブラボー!!」とガチで全力拍手しました。
お前が言うのはほんっっっと超超超超最上級のブラックジョークだよバカ!!!!!wwwww 黄金のレガシーどころかFF14通してもブラックジョーク大賞あげても良いと思うくらい強烈な印象を残してくれました。
オーティス
しゅき。
魂あるロボが嫌いな男の子はいません。
って言ったら「FF9をやれ」と真顔で詰め寄られたのでいずれやります。
スフェーン
何はともあれ「声優さんってすげーーーー!!!」を一番感じたキャラでした。全てのシーンで「あっこれ俺らと違うヤベえ倫理観を基に喋ってるわ」とわからされるというか。
違和感をわざと出してきてたのがわかったというか。
オーティスが守ってくれたのにサクッとログアウトしたりさぁ!!w
スフェーン本人の記憶を持ってるだけのAIだったというのは納得の一言。
同情させようとしてくるのほんと物語上一番の悪(本人が悪というわけではない)だよコイツ!!!
「プレイヤーが同情の割合をどれくらい心の中に持つか」によって話が何もかも変わってくる!!!
「知る」と「理解して納得して何とかしてあげようと思う」は別なんですよね。「彼女視点で考えてみる」「何とかしてあげようと考える」って、ついやってあげたくなっちゃうんですけど、それ完全な罠なんですよね。
どうやっても無理ゲーやらされてぶっ壊れるオチなんだもん。
これ実はウクラマトが常に正解ルート走ってて、「知ってから、受け止める」「それはそれとして止める」が一貫してたように思います。
決して「止めたらお話して相互理解しようぜ~」では無い。
最終形態になってからは「助けてくれる?」からの、引っ張り出すんじゃなくて「殴って止める」。いやーーーここは大納得でしたわ。あれだけ同情引いておいてきちんと「敵役」に収まったのは見事の一言。
最終的に「彼女に対して何かをやろうと思ってはいけない」になったなと。
リビング・メモリーの風脈クエをやるとわかるんですけど、
民衆が意外と永遠を望んでない辺り「話せてない、理解しきれてない」感じもあるんですよね。
クルルの項でも言いましたが、リビング・メモリーは「生者の未練を何とかする系」になってれば良かったんじゃないかなあ……そうはならなかったんだけども……。
このセリフとか見ても、ゾラージャのことを考えても、「王とは何か」を1年かけて見せてくれたキングオージャーが予習として優秀すぎたなあ、と感じたりしてます。
笑顔という理想を追い求める王様。
自己肯定感が低いまま、器を広げずに王になろうとしてしまった者。
使命のみを追い求め、史上最悪の王となってしまった者。
この辺、なんというかすごく、受け入れやすかったです。
キングオージャー20周年あたりに出てきてもやれると思うよ彼女ら。
食の試練
最後にこれだけは言及しておきたかったやつ。
「ニチアサ」っぽい空気のところに「料理対決」を出されたら嫌な予感しかしないのはニチアサ民ならわかってくれると思います。
・ヤベーことして先行したはずのバクージャジャが待たされてるご都合主義(話の前が考えられていない)
・4人揃わなきゃ始まらない。早解きレースしてるのに!?
・ランダムペアで片方脱落、負けた2人は秘石が手に入らないのでこの後は部族の理解も何もなく「奪う側」「狙われる側」に分かれた争奪戦の発生が確定する(話の後が考えられていない)
…………などなど、嫌な予感が正しかったことを証明しまくってくれる流れではありました、ありましたが、
食事を通しての部族理解の内容とか、
『無知ゆえに争い、知りて絆を結ぶ』とか、
話の内容は本当に素晴らしくて、盛り上がりの邪魔になったかというと何故かならなかったので、三大ダメポイントには入らなかったというのが個人的感想です。なんか不思議な流れだったな……ほんとニチアサたまにそういうのありますよね……井上御大脚本が妙にハマったときとか……
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