【2024年下半期/まとめ】プレイ済みノベルゲーム作品~たくさん萌えた!~
プレイした作品を、プレイ順に改めて振り返る(ネタバレ無し)。
2024年下半期/まとめ。
作品の紹介が1、感想は9でお送りします。
(作品のパケ画像から公式HPに飛べます。)
S / A+ / A / B+ / B / C+ / C / Dの8段階評価。
(キャラゲーとシナリオゲーはそれぞれ別の評価基準)
①嫁探しが捗りすぎてヤバい。
ヒロインがみんな可愛すぎてヤバい。
この一言に尽きる。
(ぜひOPムービー↓を見てください。伝わるはず。)
(しかも安瀬聖×Duca曲。流れ~星⤴♪(気持ちいい!))
可愛い・・・・・・可愛い。
キャラ/萌えゲーから始まった2024年下半期。
ビジュアルと声のマッチ度が高い!可愛すぎる。
シナリオはシンプルだけどわかりやすく、
ある一つのテーマに沿って物語を展開していました。
(実は一筋縄じゃいかないのが良いところ)
全キャラが好印象(しかも全員攻略可能)な萌えゲーで高評価。
好きなキャラゲートップ3にランクインです。
好感の持てる実妹ヒロインは初めて(笑)
②セレクトオブリージュ
可愛いは正義。
圧倒的ビジュアルの良さがウリの作品。
柚子奈ひよさんの可愛い絵だけでやる価値がある。
可愛い絵、声優さんの演技、キャラの魅力を損なわず(邪魔せず)ほぼストレスなくサクサク読めるシナリオで、実用性も高め。
発売前から過剰に高く期待されていたせいか……
キャラゲーとしては悪くないけど、シナリオが尺不足で中途半端だったのが惜しい。
FDが出たら買います。
キャラの可愛さは本物でしたので。
③智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜
CLANNADの智代√の続き(スピンオフ)で、賛否両論の問題作。
結論から言うと、
最高でした。
こういう作品を求めていたんだ。
智代、智代の彼氏(主人公)、弟(鷹文)、弟の元カノ(河南子)、父親の隠し子(トモ)の5人が主人公の家で共に過ごす、最初で最後の夏休みが描かれている。
どこかリアルで魅力的なキャラ、繊細で美しい旋律のBGMが素晴らしく、なによりこの作品に込められた麻枝准さんからの強いメッセージが、プレイする人に生きる意味を考えるきっかけを与えてくれる。
粗や不満点はあります。
シナリオ自体はKey作品としては普通だと思います。
されど”異色”。ただのスピンオフではない。
この作品に何を求めるかで評価は分かれるでしょう。
さくらもゆのシナリオライター漆原雪人さんはこの作品が好きで、影響を受けたそうです。いやぁそんな気がしました。わかるなぁ。
私もすごく好きでした。本編よりも遥かに(笑)
CLANNADをプレイした人はぜひ麻枝准さんによる魂の作品、智代アフターを。
(ネタバレを受けないように注意!!!!)
④あの晴れわたる空より高く
シナリオの作り方が上手い。
(ご都合なところが多いとはいえ)
”こういう展開にすれば感情を揺さぶられる”みたいなことをすべて計算してやっている。
専門用語がすごく多いので、
私みたいな全く興味を持てない人からすると
読んでいて結構辛い。
分かりやすく説明はしてくれるけどね。
どのルートもウルっときた。
何度も泣いた。
ただただ上手い(二回目)。
でも、どれも似たような構造(展開)で、
あまり美しくないなぁと思いました。
何をもって完成度が高いというかは人それぞれでしょう。私は本作の物語としての完成度は低いなと感じました。
ただ、上手さは認めざるをえない。
まじで上手いです。
私との相性がものすごく悪かったのは大きいが、そうだとしてもな……。
興味のない講義(授業)を
ずっと受けている気分だったので、
もう二度と読みたくはない。
全く未知の分野について学べ、
非常に良い経験になりました。
⑤everlasting flowers
(↑プレイ中・後に聴くと泣けるOP曲)
蒼の彼方のフォーリズムでお馴染みspriteが打ち出した新しいノベルゲーム作品『 FILMIC NOVEL® 』
そのコンセプトは
ということで。
ノベルゲームにおいて特にシナリオ・グラフィック・音楽の3つを重視している私としては、非常に好印象でした。期待していました。
そして実際にプレイしてみたところ、
確かにコンセプト通りの作品となっていました。
良くも悪くも。
特にビジュアルの”多彩なCG”部分。
差分含め700枚以上(?)のCGがありました。
物語への没入感に大きく貢献しており、きっとこれが本作の一番のウリでしょう。
ただ。
私はこの作品に与えた負の影響も大きいように感じました。
①”ノベル”ゲームorビジュアル”ノベル”なのだから、もう少し読者の想像に任せてほしかったなと。想像の余地がなさすぎて。
もしこれがファンタジー作品で、その世界観を描くのに必要なら理解できる。想像の幅が広いため、ある程度グラフィックで補った方が物語に浸れるでしょうから。
でも本作は場所も登場人物もほぼ固定であり、そこまでCGの役割・影響力が大きくない。(むしろ小さい)
それに加え。
ほとんどのノベルゲーム作品は、要所要所で見せ場としてCGを出し、それによってメリハリがつく。
しかしながら本作は、その多くがCGであり、立ち絵の表示されている時間が全体的にかなり短い。
そのため、どこで盛り上げようとしてるのかわかりにくく、メリハリのないものとなっていた。
”映画的作品を目指した”ということで、
もちろん意図的でしょうが……
CGの数を仮に現在の半分に減らしても、この作品から感じ受け取れるものはほとんど変わらなかっただろうと思います。
②そのこだわりのせいか価格が高い。
”量より質”ということで、シナリオの質は良かったと思いますし量が少ないことに文句はあまりないのですが、短編でフルプライス価格なのは……割高では?と。
以上2点より、CGの多さがマイナスにもなることがあるというのは驚きの発見で、CGの使い方に関して多くのことを学べた気がします。
ノベルゲームってなんなんだろうと考えるきっかけにもなりました。
音楽に関してはかなり期待外れ。
一つ一つにパンチがない(それはシナリオもだが)。
読むのを邪魔せず、あくまでもBGMに徹している。
私の好み(主張が強く、単体で聴いても良い曲)ではなかった。
ピアノコンサートを開催予定とのことで、すごく期待してたんですが……。もし良かったら行くつもりだったぐらい。
例外として、歌曲(特にOP曲)と歌曲のアレンジBGMに関しては効果的に使われていて良かったです。”でもあおかなのときはもっともっと良かったのにな。”
シナリオは簡潔にまとまっており、
感動できる素敵なお話となっていました。
あおかなにあった女の子のちょっとした面倒くささや心理描写は健在で、spriteらしさ(?)も感じられましたね。
ただ、ずっと平坦で盛り上がりに欠けるのが△。
刺さる人には刺さるはず。
短編好きには強くオススメできる(価格を無視すれば)。
陽毬ちゃんが本作唯一の癒し。
美智子さんも良いキャラでした。
あ、女の子しか出てこないけど
(解釈によるが)百合ではないです。
⑥つばめの世代
CF(クラウドファンディング)のリターンで発売前にプレイ。
同人という認識でいいのかな?
初めてプレイする同人ノベルゲームです。
一切の妥協のない最高のノベルゲームを制作するためのサークル「PECOLIEN」
私はこの姿勢に大いに共感し、
応援するためCFに参加しました(実は初めて)。
豪華クリエイター陣により制作された本作。
これはクリエイターのファン向けですね!
D.C.4やD.C.5で活躍した如月ゆうさんの可愛らしい絵、ATRIやアオイトリ、さくらもゆの世界観を見事に描いたわいっしゅさんの美しい背景。
特に、声優の加隈亜衣さんの演技とアサノハヤトさんの音楽。
これは素晴らしかった。べた褒めです。
ただ、絵に関しては立ち絵+表情差分のみでCGはなく、背景もほんの数枚だけ。
声優と音楽以外は、クリエイターの名前を借りただけくらいの存在感……(笑)
もったいないなぁと。
でも納得。
そもそもシナリオのボリュームが驚くほど少なかったので。
ヒロインのボイスをそれなりに聴いてプレイ時間は80分でした。
子守り用アンドロイドつばめの明るさ、優しさ、暖かさに心が解きほぐされていく人間様。
どこかずれている二人の会話(掛け合い)が漫才のようで楽しく読ませてもらいました。
「短時間で最後まで読み終われることで、一本の映画を観たかのようなほど良い満足感」というコンセプト通り、ほんとに一本の映画を観たくらいのプレイ時間でしたね。
満足感はそんなにないですが。
(短編ってこういうものなのかな?)
別にそこまで悪くはないんですよ。
でもなんか違うんだよなぁと。
作品を通して伝えたいことはなんとなくわかるんだけど、それにしても話が弱すぎる。厚みがない。もっと展開できただろうに。
これを序章とし、3章構成にして続編を出してほしい。どれも同じくらいのボリュームで。
全体を通して妥協しまくっているように感じました。
”一切の妥協のない最高のノベルゲーム”とは・・・・・・?
つばめがとても可愛く、
ストレスフリーなのは良かったです。
(これで低価格なら今後もプレイしたい)
2024年下半期総評(?)
キャラゲーと短編をメインにプレイしました。
キャラゲーは良いとして短編がなぁ。
描写不足による、物語としての薄さがどうしても気になります。
短編の限界を感じました。
ボリュームに対して適切な価格であれば手軽に楽しめるからまだ良いんですけど。
(オススメの短編があればどなたか教えてください!!)
それと個人的な話ですが。
お察しの通り、まだ10月ですがもう今年は新作をプレイしないことにしました。
良い出逢いがたくさんあったので満足です。
ちょうど今、時間をかけて再走してる作品(さくらもゆ)がありまして。
起きてるときは常にそのことで頭がいっぱい(笑)
関連記事(感想や考察やレビュー)をいくつも執筆している最中ですので、早ければ2025年の1月末に公開できるはず。
そのときは読んでもらえると嬉しいです😊
☆2024年プレイ作品まとめ
15作品プレイしました。
適当な部門を作って、その一番を挙げてみた↓
シナリオ部門1位 白昼夢の青写真
完成度・没入感が一番高かった気がする。(※CASE1~3)
読みやすくて理解しやすい、長すぎず短すぎない中編ノベルゲーム。
非常に多くの人にウケるように作られた、現代のニーズに上手く応えた作品だなという印象です。
グラフィック部門1位 セレクトオブリージュ
グラフィック(絵)による可愛さの暴力。
可愛いは正義だよ。やっぱ。
次点で花咲ワークスプリング!や嫁探しが捗りすぎてヤバい。
音楽部門1位 さくらむすび
安瀬聖さんの神BGM!
ノベルゲーム界どころか、
音楽界全体で競えるレベルのサントラ。
音楽部門としては私の中で歴代1位です。
ダントツ。圧倒的に。
↕この方の演奏がめちゃくちゃ上手い。ほぼ原曲通りです。
とはいえ、この音楽の良さは作中でこそ発揮される。
ぜひプレイしてみてください。
『さくらむすび』はさくらもゆと並ぶ大大大好きなノベルゲーム作品になりました。ツートップ✌
一番強く印象に残っている歌
「Life is like a Melody」
『智代アフター ~It’s a Wonderful Life~』ED曲
歌唱:Lia 作詞作曲:麻枝准 編曲:戸越まごめ
作品内容を含めて、最高の読後感を得られた。
BGM版「old summer days」も併せてとても素晴らしい。
大好きです。
一番強く印象に残っているBGM(さくらむすびを除く)
「砂漠の花」
『魔女こいにっき』BGM
作曲:樋口秀樹
本作の代表的なBGM。雰囲気がすごい。
音数が少な目でシンプルな曲なのに(だからこそ?)心から離れない。
一番強く印象に残っている言葉
何度か他の記事にも登場しましたが(笑)、やはりこの言葉ですね。好き。
わかるわかる~~~うんうんとうなってました。
魔女こいにっきは私が2024年にプレイした中で一番勧めたい作品です!
終わりに
自分の気持ちや考えを上手に言語化する力が欲しい。
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