頼まれごとをし合うと楽しい
やらなきゃいけないことを自分でやるだけだと自分でやって終わりだけど、人に頼んでやってもらうと「やってくれてありがとう」という感謝の気持ちが生まれる。
頼まれる側は、大したことをしていないのにちょっとしたことをするだけで人から「ありがとう」と言われて感謝されて嬉しくなる。
この前、図書館の返却期限と予約本の受け取り期限が迫っていて、図書館に行かなきゃと思っているのに体がだるくてなかなか出掛ける気になれなかったところ、夫が「俺が行ってこようか?」と言ってくれたけど、自分で行けるから大丈夫と言ったのに結局出掛けられなくて夫に行ってもらった。
一回断ったのに頼むのは申し訳ないと思ったが、夫は私から頼みごとをされると嬉しいらしい。
それに、私は外出するのが億劫な時が多いけど、夫は割と外に出て散歩したりするのが好きなタイプ。
私は出不精に加え、最近はコロナの感染拡大防止のためにありとあらゆるところにアルコール消毒液が設置されていて、
この建物に入るときにアルコール消毒をしなければいけないんだろうか…私はアルコール消毒液ですぐに手が痛くなってしまうんだけど…しなくてもいいのか?…「アルコールに過敏なんですけど消毒しないでも大丈夫ですか」と断りを入れた方がいいのか…
そんなことを考えてしまって最近いつも消耗している。
なので夫に図書館に行ってもらえて良かった。
その代わりと言ってはなんだが、夫の着ているニットが毛玉だらけだったので、「毛玉取っておこうか?」と申し出た。
夫は「いいの?」と言って嬉しそうだった。
私は毛玉取りが大好きだ。
毛玉取りをしているときは無心になれるし、毛玉を取り終わったときは洋服が新品とまではいかないものの、新しめの服くらいの状態になるので嬉しい。
毛玉取りをすると、時間を元に戻すような気分を味わえる。
自分が無心になって毛玉取りを楽しんで、毛玉を取り終わって時間を逆回転させた気分を味わって良い気分になり、さらに夫に感謝され、夫も洋服が新品みたいになって喜ぶ。
頼まれごとをし合うと楽しい。