今まで読んだライトノベル作品の感想
⠀消費的趣味と生産的趣味
⠀無職だと時間が無限にあるけど
⠀消費的趣味だけだと直ぐ虚無感に襲われる
⠀生産的趣味を持った方がいい
⠀というポストに対し
⠀消費趣味と生産趣味は密接な関係である場合が多い。またそれが理想的だと補足した記事
⠀一昔前ならコンテンツを味わう為に稼ぐとかそんな風潮だったが
⠀今はタイパ、生産性、虚無等の意見をちょくちょく見る
⠀現時点でも一生かけても見切れない程コンテツは飽和している
⠀補足記事に更に補足すれば、少し主題とズレるが、
⠀noteで感想を書くのも一つの生産だ。Xでも同様
⠀自然とやってる事だろうが
⠀アウトプットの形,数に違いはあれど、完全に受動的なだけの人は存在するのか怪しい
⠀これも主題と違うが、個人的行いか他人と関わる事かでも違うだろう。間接的でもいい
⠀故に話題性
⠀今は自分も話題を発信できるが
⠀そうでない時代でも話題性は重要だった
⠀何が重要かって、多数が見たという事実だ
⠀自分しか見てないのではなく、他の人も見てる
⠀他人がやってる事をやりたくなるのは自然な心理だが、それしかない奴も多い
⠀TVを観てる人は自分以外が観なくなれば観るのをやめるだろう
⠀『TVは皆観るもの』という古のイメージの残像で成り立ってる
⠀一人では本当に何一つ出来ない
⠀つまらないおっさんはTVがつまらなくなったと言うが
⠀TVが面白い瞬間なんて元々全くないし
⠀現在の視聴者もTV以外の選択肢がなかった痴呆世代がそのまま脳死で眺めてるだけ
⠀凡その人間の精神は青年期で停止するのだろう
⠀能動的行動による変化
⠀ゲームは能動、読書は受動と言われる
⠀確かに両者を比較すれば後者は受動
⠀だが何を読むか選ぶ、という点では読書も能動
⠀自分の読書遍歴には明確な思考変化が現れる
⠀なので個人的に長時間の読書アニメ視聴で虚無を感じた事はない
⠀だが思う。この実感籠った感覚、
⠀自分の性格的側面もあるが、幼少から幾多の創作に触れてたのが大きいだろうと
⠀スポーツや勉強で言われるが、
⠀当然創作にしたって触れ方、触れた時間、時期、
⠀少し極端な例だと成人して、中年になって、漸く創作に触れた人とではまるで感覚が違うだろう
⠀そういう人が数少なく好むというか、観る時の作品傾向は
⠀あるあるネタやノンフィクション的側面が強い
⠀好き嫌い以前に創作を読む感覚が乏しい
⠀まとめ
⠀感想書くのもいいかも。noteはそれに向いてるし
⠀読書遍歴は思考変化が現れ面白い
⠀──というわけで、
⠀以上を前置きのようなものして、
⠀以下今まで読んできたラノベ作品の感想を書いていく
⠀読んできたラノベ作品の感想
⠀初めて読んだラノベ
⠀タイトル買い
⠀言葉遊び要素はなく普通の異能バトルだったが、期待以上に面白かった
⠀Amazonに
⠀内容が理解出来ないからリタイヤしたという低評価レビューと
⠀内容が理解出来てない的外れな低評価レビューがあった
⠀内容が理解出来てる人には好評な感じ
⠀
⠀自分は何の違和感もなく読めた
⠀初ラノベとしては高度だったのか?
⠀そいつらが馬鹿なだけか
⠀表紙の可愛いヒロインは影響を受けただけでそれを現実にする
⠀あまりに絶大な制御不能の力を持つ
⠀なので悪い影響を受けないよう書店の奥の部屋に幽閉
⠀極まったクレーマーババアの子供みたいな生活を送る
⠀周囲の音を遮断する為、常にヘッドホンを付けてる
⠀勿論それは本意ではないし、
⠀逆に良い影響を受ければとんでもなくポジティブな結果を生む
⠀世界平和だって実現できる
⠀幼女店長はそれを目標に掲げている
⠀霊的な力『言想魔術』
⠀その使い手を束ねる腐敗協会『言霊会』
⠀言想魔術の使い手には格好良い二つ名が用意されている
⠀こういうのいい
⠀可愛いヒロインに主人公は一目惚れしてしまい口説きまくるのだが·····
⠀色々あって二巻ではいちゃいちゃ
⠀視点が変わったり誰視点かぼかしたり
⠀一人称視点だが良い意味で信用出来ない語り手になったり
⠀そんな書き方だが、しかし最後以外は他のラノベでも普通にある当たり前の構成
⠀別に読み難くなく、
⠀作品を盛り立てる上では、間延び感がないという意味では寧ろ読み易い
⠀これ理解出来ないのは相当ヤバい
⠀最後は少し違和感あるかもだが、読み難さとは関係ないし
⠀そのせいで内容が理解出来ず怒りの低評価してる人がいるが、
⠀今作の特筆すべき点はそういった読者への裏切り、葛藤、
⠀そしてラストの怒涛の展開である
⠀一巻でとても綺麗に完結するが、売れれば続刊
⠀今作はラノベ新人賞受賞作なのでそうなる
⠀作者は続編の構想なんて当然全く考えてない
⠀なので二巻を書くのに相当苦労したようで締切ぶっちぎった上、微妙な続編を出す
⠀売上は振るわず、次巻が刊行されないという一番中途半端な打ち切り
⠀そして作者には次回作すらない
⠀弱小レーベルでは日常茶飯事。受賞しても刊行すらされない話もあったな
⠀初ラノベがこれでよかったと思える良作
⠀この作者は個人的にとてもいいと思うので残念だ
⠀コメディが読みたくて買った作品
⠀テストの点に応じた強さの召喚獣を呼び『召喚獣バトル』でクラス同士戦う·····というのが他にない要素
⠀でもそこは読んでて退屈
⠀今もそうだが昔はラノベ自体流行りたてというのもあり
⠀ヒロインはおっとり、クーデレ、ツンデレ、お姉さん、百合、僕っ子·····
⠀と判を押したようなコテコテのキャラ付けのみが多かった
⠀今作はその中でも特にそんな感じ
⠀なので召喚獣バトル以外の時は、正統派学園コメディラノベだ
⠀主人公が何かやって、ヤキモチ焼いたヒロインが折檻する
⠀という今や懐かしい(?)流れが多い
⠀あとハーレムではない
⠀言い過ぎかもしれないが、古き良きラノベという印象だ
⠀3巻くらいから美波が可愛い過ぎて展開的にも正ヒロインだったけど
⠀番外編の過去話でテコ入れが行われ、最終的に主人公は1巻表紙の子に告白する
⠀(読んだのが昔過ぎると印象薄いキャラは名前出てこない。上の画像は2巻)
⠀この時はかなり脱力した
⠀もう売ろうかと本気で思った
⠀その後フォロー的なのはあったが
⠀時間が経てば気持ち落ち着いたけど、
⠀結局本の置き場がないという意味で仕方なく売った
⠀他作でも全体的にいいけど、ここは·····ってとこ
⠀時間が経てばまあいいかという気持ちに少しはなる
⠀美波はぶっちゃけコテコテなツンデレヒロインだけど
⠀コテコテでも書き方に良し悪しはあるということだろう
⠀あと顔がいいし、貧乳なのがいい
⠀言わずと知れた名作
⠀その時期流行ってたセカイ系の筆頭作
⠀面白いが1巻の時点では何も明らかになっておらず、これで大賞だったのかとも思う
⠀まあ今も明らかではないけど
⠀アニメは超クオリティから一転、
⠀同じ話が8話続くという前代未聞
⠀少しごちゃついたSFだがキャラクター中心に話が動いてるのが読み易さ、取っ付き易さ、人気の秘訣だろう
⠀ラノベは一冊で一つの話を展開し集約する事が多い
⠀その構成は良し悪し
⠀良くは一本の映画のように仕上がり、一纏まりで話を記憶し易い
⠀悪くは〝一冊一事件〟を意識するあまり冗長で間延びのある文章、展開スピードになる
⠀2巻では特にそれを感じた
⠀てか語り手のキョンがくど過ぎる
⠀ハルヒに一々突っ込んでるけど、一番変なのはお前だよと
⠀一瞬でそんなごちゃごちゃ考えねーよ。変な比喩浮かばねーよっていう
⠀〝非実在的小説主人公の語り〟をみーくんかそれ以上やってる
⠀分裂編で2つの微妙に違う世界線が並行展開するという
⠀ラノベ史上一番読み難い書き方にギブアップした
⠀a世界線編、b世界線編それぞれで2冊とかなら読めたかも
⠀原作はストーリー皆無の雰囲気ゲーム
⠀あると言えばあるが
⠀主人公が一人でよく分からないとこを延々と歩く
⠀言ってしまえばそれだけの作品
⠀それでも良く見えるのは日日日先生の描写力、表現力の賜物ということだろう
⠀殆ど一人なのに三人称視点で、やや軽快な童話のような語り口は不気味な雰囲気を上手く醸し出している
⠀物語というか、語れる要素が散りばめられてたとはいえ
⠀よくそれを言語化して一冊の本に出来たと関心
⠀言語化も単に上手い比喩とは違い、夢のように曖昧なもの
⠀上手く書くのも難しいが、意図して曖昧に書くのは更に難しい
⠀形式から外れた文章も偶に読みたくなる。良い雰囲気小説だ
⠀てか日日日先生はオリジナル作品も話の方向性がふわっとした感じ
⠀(蟲と眼球とテディベア漫画、放課後超能力戦争読んだ)
⠀当時ラノベって意識で読んでなかったけど、
⠀そういえば魔術師たちの言想遊戯よりこれを先に読んでた
⠀まだ途中で、先を読むか分からない
⠀コミカライズは完全に定着してたアニメの顔と全然違ったけど大暮クオリティ
⠀アニメは不可と思ってたらしい
⠀確かにコメディパート長過ぎるけど、不可能ではない
⠀寧ろキャラ的にもこれが一番アニメ向き
⠀シャフトは物語シリーズばっかな印象
⠀会話は原作を再現するようにポンポンと進む
⠀少しオーバーな非現実的オサレ感もいい⠀
⠀講談社BOXは今や物語シリーズしか刊行してない
⠀でも箱入れは悪くないと思ったし、中身の小説は二段組構成だ
⠀二段組の利点は内容を詰めれる事と、一行が少ないこと
⠀一行辺りの文字数が少ないと下がスカスカになる
⠀webは書籍と比較し一行が少ないので、
⠀webだと違和感の薄い改行でもそれを書籍にするとスカスカ
⠀文庫ですらそうだが、なろうは単行本サイズで売る流れがある
⠀大きいサイズにすれば当然、スカスカ度は更に増してしまう
⠀だが二段組の場合一行の長さがwebと大差ない
⠀なので箇条書きのように改行しても問題はない
⠀西尾先生は二段組構成の書籍に合わせた書き方をしてると思う
⠀だってこれ普通の新書だったら相当スカスカになるし
⠀くどいと言われがちな西尾先生だが
⠀こまめに改行してる為、寧ろ読み易い
⠀読み難いのは伝説シリーズ
⠀過去一分厚く、過去一内容が薄い
⠀くどいというか単純に酷い
⠀書けばいいってもんじゃないという状況把握文が延々と続く
⠀西尾先生がラノベ作家と言われる所以は、特にキャラ性にある
⠀ラノベっぽさとは良くも悪くもキャラ
⠀言われるだけあって、キャラは一人一人個性的
⠀今作は趣味で書いてると公言されているが、その気軽さ
⠀もといキャラの掛け合いをメインにした事が功を奏している
⠀面白さは色々あるが、分かり易い面白さと言えば『キャラクター性』だろう
⠀キャラが良ければいつギャグ,シリアスやっても違和感が薄い
⠀そのせいもありギャグパートがクソ長いが、別に気にならない
⠀忍のキャラ崩壊は気になったけど。めだか敵キャラくらい酷い
⠀しかし掘り下げない内から主人公に吸血鬼設定持たせるのは
⠀本当に趣味で書いてる感強い
⠀民間伝承については全く詳しくないな
⠀ヒロインは色々いるけど阿良々木君が一番好きなのは幼女
⠀内容の記憶について
⠀流石に読んで何年も経つと内容覚えてない部分が多い
⠀読んだ内容忘れると損した気分になる
⠀けど本当に読み易い、面白い作品はちゃんと覚えてるので、忘れるのはそういう事と思う
ㅤけど忘れたくない
⠀一冊一事件的なスカスカ内容の場合も覚えられる
⠀
⠀ここまでで約5000字だが、
⠀まだ紹介した本は5冊で長くは感じない
⠀もう少し長く、一冊の本のように纏まりある記事の方がしっくりくる