峰子の夢日記について
朧げで曖昧な夢の世界を、2023年の初夢から覚えていられた範囲で記録に残している。
一説によると夢は、一晩で複数のエピソードを見ているのに、目が覚めた時には全ての夢をつなげて一つのストーリーに辻褄合わせをしているらしい。だから、物語の繋ぎ目がところどころ不自然なんだ。
夢の記録を残していて気がついたのは、別に夢の内容が特別おもしろいわけではないのかもしれないということ。
これから夢を録画再生できる技術が生まれたとしても、それをVR体験できたとしても、それはただ映画鑑賞やゲームをプレイしている感覚と変わらない気がする。
非現実的な出来事を夢の世界で“リアルに体験”できていることが楽しいのかも。
そして忘却してしまうことも、夢の面白さだと思う。
たった今まで覚えていたのに、唐突に忘れてしまう。きれいに夢の記憶だけが削除されてしまう。記憶を掠めもしない。そうかと思えば、唐突にフラッシュバックすることもある。そもそも覚えている方が不必要な活動なんだろうけど。。。
そうやって自分の意思でコントロールできないものに翻弄されるのは、生きている実感が湧いてきて楽しい。
峰子は、そう感じています。