令和6年司法試験 公法系科目 再現答案
公法系科目(憲法・行政法)の再現答案です。
合計点は121.47点です。
評価ランクと予想得点(調整後)
憲 法:A 予想85点前後
行政法:D 予想35点前後
再現答案
司法試験から4ヶ月以上も経ってしまい、落書きだらけの問題冊子と微かな記憶を辿りながら、やや控えめ(書いたか記憶がない場合は、書いていない推定)で作成しています。確実に書いた、という新しいことを思い出した際には、随時、版を改めて再現答案を更新していきます。ご了承ください。
憲法(R6.12.13更新)
【答案】
【雑感】
再現率80%。評価の割には、あまり書けていないようにも思えるので、本番の思いつきで書いた内容がもう少しあったかもしれない(記憶にないが)。
(予想点ではあるが)高得点となった理由として、薬事法判決のみならず、出題趣旨でも言及のあった、何を「職業」と見るか(「職業」と「営業」の区別)に関する最判平成25 年や、免許条件の主観的・客観的制限に言及できたこと、フルスケールで書き切ることができたことがあると思う。
反省点としては、規制①では、目的達成手段該当性または非該当性(実質的関連性)の評価や認定が、「関連性が小さい」(特に非該当性)とかなり強引であること、LRAが表面的であること、規制②では学説上、審査基準は中間審査基準とされていることがある。全体的に、もう少し事実を拾えると良かった。
行政法(R6.11.25更新)
【答案】
【雑感】
再現率85%。
処分性はそこそこ的を射ていた(むしろ、若干丁寧に書き過ぎた)と思うが、他は相当残念どころか、どこに点がついているか分からないレベル。処分性も、権利救済の観点を挙げておきながら、あてはめで言及できなかったのは印象が悪いと思われる。
都市開発法施行令と都市開発法施行規則の間には、委任の関係はないのに、勝手に誤読していた(正気か?)。手続的違法は、これのせいで丸ごと点が吹き飛んだと思われる。法施行令に該当しないので「軽微な変更」にあたらない、であっさり終了してよい(出題趣旨)。
反省点しかないのであるが、問題文1頁と関係法令を読んで制度を理解するのに40分近くかかった(さらに、そこから答案構成がスタートした)のが大きな誤算であった。反論を踏まえて書く時間もなく、違法性の承継も、普段なら条文を引きつつ、もう少し書けるはずだが、時間配分を間違ったのが痛手であった。