見出し画像

スマホ脳

アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳 新潮新書出版

今更ですが、こちらも読了。産業カウンセラーとして、発達凸凹児を三人育てる母として、看過できないコロナ禍と精神疾患の関係。そして、スマホやゲームが子どもたち、ティーンエイジャーに与える麻薬並みの電子機器依存の悪夢。

事実から目を背けてはいけません。

この新書は一般の人でも読みやすいものなので、子どもたちの電子機器依存問題に悩むすべての人は必読です。

ARCA®の「共育」システムは、15年以上実施してくる中で磨いてきましたが、次々に情報洪水ともいえるSNS社会の中で子どもたちが最も被害を受けています。脳の発達が脆弱なのに、刺激物に長時間晒されたら正常な発達はできません。

生活習慣病としての肥満と同様、アルコール依存状態の大人が依存症を断ち切ることが難しいように、脆弱な脳みそを発達させなければならない幼い子供に電子麻薬を与え続けて、どうしたらいいのかわかりませんという親はそもそも間違っています。

子どもの不登校の問題も同様です。

わが子もいじめによる不登校に巻き込まれましたが、回復させました。本当に社会が間違っています。

悪いのは目に見えないコロナウィルスであったり、精神疾患を引き起こすレベルの電子機器であったり、薬や砂糖などの常習性のある嗜癖を引き起こす「依存物」です。

正常に生きることがこれほどまでに難しい現代社会ですが、「生きる技術」本当にスマホに脳を乗っ取られることなく磨いていきたいものです。

拙い文章で申し訳ありません。現場で警鐘を鳴らし続けている大学教員でもあります(笑)。非常勤ですけどね・・・。

2020年。間もなく終わりますが、明るい未来のために引き続き頑張ろうと思います。よろしくお付き合いくださいませ。

※写真は、那須高原に遊びに行ったときに娘と撮った猿の親子。ぼやけていてすみません。人間より猿の方が子育て上手かもしれません。。。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?