発達障害 生きづらさを抱える少数派の「種族」たち
SB新書 2018年12月15日初版 本田秀夫著
わが子たち3人も、超「個性」的ですが、発達障害と診断されたのは一人だけです。私自身は「大人の発達障害」だとグレーゾーンですけど診断書出してもらいました(笑)
二次障害も出てしまったので、正真正銘社会不適応者になりかけていますが、まあ、「環境調整」をすればいいだけの事ですので、それほど心配はしていません。
著者の本田先生は発達障害の臨床経験が豊富で、この新書は誰にとっても読みやすく、対処方法に悩んでいるご両親や支援者の方にとって、励みになる内容だと思います。当事者である「こども」は困っているわけではありません生、自分自らが「自閉症スペクトラム」だよ、と言われたからと言って、「は?何それ」ってことになるだけでしょう。
支援者を支援する本がこれほど大切だということを、激動の育児ワーママとして生き抜いてきて実感しています。
障害は個性ではありません。障害は障害として受け入れ、個性は個性として伸ばす必要があります。当事者にしか分からない「困難」を他人がとやかく言うことはできませんが、それでも、「生きよう」とする勇気と前進を温かい目で見守り、時には直接助けて欲しいと思っています。
発達障害は病気ではありません。誤解してほしくないのは「可哀そうな人」でもない、ということです。正しいことをするべきですが、正しいことを強制するのはやめて欲しいものです。特に、国を作る方々に伝えたいです。
※写真は懐かしの福岡在住時代のどこかの公園(^^♪すみません、場所を忘れてしまいました。ず~っと自然の中で走り回っているような3兄妹でしたので、母は、倒れていました( ;∀;)。育児は肉体労働ですよ~。知的労働と肉体労働と同時に二つの事を要求されるので、「人を育てる」仕事がどれほど難易度が高い仕事であるのか興味のある方は、是非、インターンシップに来てくださいね(笑)