超訳 禅の言葉 生きるのがラクになるヒントの宝庫
2021年3月28日初版 リベラル文庫 監修 武山廣道 文 ひらたせつこ
こちらも、知人のドクターからのお勧めの一冊で、即買い速読致しました。
バタバタと東奔西走しまくっているワーキングマザーキャリアカウンセラーとしては、ハンディサイズの「軽い文庫」はとてもありがたいです。
専門書を何千冊も読みこみ、論文を何本も読み漁り、そうして手に入れた知識の山も、使わなければ宝の持ち腐れ。
カウンセラーって、自己研鑽に励む毎日ながらも、結局は何人の人と向き合ってきたかでその「技量」は上がっていきます。
AIカウンセラーに相談しても、返ってくるのはやはりAIの分析によるのであって、人間に話を聴いてもらいたいと思うのは私だけでしょうか?
なんだかね、心安らぎ、ホッと一息つきたい「集団の中の孤独」に置かれる時もあるし、本当に誰からも理解されなくて消えてなくなってしまいたくなるように思いつめた心理状態の時に、大丈夫だよって言ってくれる信頼できる誰かが居たら、自信を持って前に進んでいけると思うんだよね。
キャリアカウンセラーの本質は「チェンジエージェント」ですから、誰かの苦しみを癒してあげたり、肩代わりしてあげたり、完全に癒してあげることはできませんが、伴走してその人の「意志」をより強固なものに後押ししてあげることはできるんです。
日本人にとっては「禅」の思想はとても受け入れやすいものです。結局、心を整えることが日々の生活において最も大切な呼吸と同じように大切な営みの一つ。
リズム、間、感性、人間として等身大の幸せ。そんなことを日々の暮らしの中でじっくりと味わえる時に、先へと続く人生の道のりも一歩一歩歩んでいく勇気が沸き起こるのではないでしょうか?
発達凸凹児を育てながら、多くの人たちの進路決定にまつわる支援活動をあちこちで繰り広げていますが、人生に悩みはつきもの。悩んでいる自分に酔っている人もたくさんいますので、、、私というキャリアカウンセラーは、羅針盤を持って迷わず歩んでいこうと思っています。
生き辛さを抱えている多くの方々にこれからも寄り添って参ります。
※10年ほど前に撮影した東京タワー。高いところから街を眺めるのも好きですが、一番下から高いところを眺めてみるのも味があっていいですよね。発達凸凹ちゃんたちは、一番を目指すとか、競争に勝つとか、いろいろ拘りはありますが、、、それはそれ。ど~んと構えて流れに身を任せてみるのもまた一興。