子どもが育つ魔法の言葉
PHP文庫 2003年9月17日初版 ドロシー・ロー・ノルト /レイチャル・ハリス 著 石井千春訳
昨日紹介した「子ども」という詩は、こちらの書籍に記載されています。
本業はキャリアカウンセラーですが、最近7つの事業(プロジェクト)に関わっており、久しぶりに人材業界以外のお仕事に首を突っ込んでいます。
直近4年は、主に「保育・障害児療育」の現場に身を置いていたこともあって、すっかり保育士さんと化しておりますが、機能不全家族への介入コンサル&カウンセリングも有料ですができるようになってきました。
そもそも、日本という国は「ケア役割」に金銭的対価を払ってこなかった国家です。専門が経済学ですので、世界各国との比較はさておき、現場では命を懸けて「保育」に当たってくださっている愛溢れる先生たちが熱心に「命を育んで」下さっています。
教育工学もかじったことがありますが、「人を育てるスキル」は生きる技術どのものだと言い換えることができます。カウンセラーとしての支援技術と、コンサルタントに必要なスキルとは似て非なるものがありますが、中小企業向けの組織診断、組織コンサルの経験も考えてみた時に、日本の教育行政、保育施設経営などの課題も、俯瞰してみてきました。
人は「言葉」で育ちます。
愛情ある温かい信頼できる大人との交わりが無ければ、一生を間違った「不信」の人生に導いてしまうことになります。「3歳ごろまでに作られる基本的信頼」を育むことができるのは、まずは「親」であり、「大人」です。
「子どもが育つ魔法の言葉」は、我が家の蔵書の一冊ですが、全ての大人に読んで欲しいと思っています。育児は、女子どもの仕事ではありません。大人全員老若男女問わず関わる必然のある尊い仕事です。
未来ある命が最も大切ですよ♪
※写真は、昔長男が積んだミニカー(笑)。子供の才能を伸ばすのも、つぶすのも、結局は「環境」。真っ白な無垢な心のキャンバスに何を描くかは自分次第と言いますが、本質的に乳幼児の頃は親や祖父母がかかわるしかないですよね。日本の社会制度によって、親子生き別れもあれば、祖父母とも会えない暮らせない現実も見え隠れしています。事故や病気、離別などは起こりますが、それでも心の平和が一番。まずは身近な「家庭」から深い愛で満たしてあげたいものです。