[歴史学に興味ある方へ]歴史学と語学のつながり
こんにちは、歴魂です。只今、くずし字の学習会に参加して苦労真っ最中の学部生です。
[日本史編]
私は、日本中世史を専攻しているのでくずし字というものは避けるに通ることはできません。これは、日本史研究をする上では現代史以外どの時代でもくずし字は避けては通れません。
しかし、今歴史学部を目指されている方の中でくずし字が必須であるということを知っている高校生はいったい何割いるのでしょうか。
近年では、史学科に通う学生であっても自分の興味に関係なく、くずし字を読まなくて良いという理由で近代を選ぶ学生が多いのが現状です。これは、私が通う大学だけでなく全国的によく見られる傾向です。
また、古代〜近世を研究している人でさえくずし字を避けて活字化されたものや叢書や学術書などを用いて卒業論文を書く人も多いと聞きます。
しかし、わざわざ高い学費を払っているのに大学でしかできない(これは語弊を生む言い方かもしれません)研究を行うために必要なくずし字の学習を避けるのか不思議でたまりません。
[世界史・その他]
上記まででは、日本史について述べて来ましたがこれからは私の専門外になりましたが、世界史及び海外人文系について述べてみたい思います。
これもまた、この分野に進学したいと思っている学生の何割が語学の学習をしないといけない事実を知っているのだろうか。
私は、歴史学を支える支柱の一つとして宗教学にも興味があります。特に一神教のキリスト教やイスラム教に興味を持っています。私は、趣味の範囲程度でやっているので語学までやる必要はないのですが、これらの宗教圏の国々の歴史を研究する上では、ヘブライ語その他ヨーロッパ語、アラビア語の学習が必須というのが現実です。
これは、他大学の友人に聞いた話でありますがそれぞれが専攻する時代に合わせた語学の購読授業自体はあり必修であるがそれを卒論で使う人物はごく一部であるらしい。
[まとめ]
今回は、くずし字と外国語を合わせて語学とさせてもらいました。
そして、語学を身につける事により史料をよみ研究をできる事があまり行われていないことを憂い今回の記事を書かせていただきました。
私自身、現在進行系で学習している身なのであまり大きなことはいえませんが、学費を払い大学でしか出来ない研究をしっかり行うためにこの春休みを利用し学習に励みたいと思う。