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Launchキーボード(9):至高のBlender対応キーマッピング
前回の記事(↓)
Blenderでのテンキー視点切り替え
Blenderではオブジェクトの視点切り替えには、マウスとキーボードでの両方が使えます。とくにテンキーでの操作は使う人が多いでしょう。
Blenderでのテンキー操作がいかに便利かは以下の2つの動画が参考になります↓。
ただ、テンキーはフルキーボードの右側に配置されているので、
・フルキーボード必須。ゆえに場所を取る。マウスが遠くなる。
・一旦マウスやペンタブから手を離さないといけない
・右利きの人はマウスやペンタブを使いながら操作出来ない
という欠点があります。
Lauchキーボードのようにマルチレイヤーキーマップ対応のキーボードではこの欠点を補い、
従来のテンキーではなし得ない極上の操作環境を作ることが出来ます。
今回はその設定の話です。
レイヤー対応キーボードはテンキー不要
Launchキーボード界隈でたまに「テンキーバージョンが出たら買う」云々の意見を目にします。結論を言うと、Launchのようなレイヤー対応キーボードでは
「テンキーなんて要りません」
なぜなら、従来のテンキーよりも快適で便利な設定がレイヤー設定で自由自在に出来るからです。
現時点での私の設定
これは私のLaunchキーボードの第1レイヤー設定。↓
![](https://assets.st-note.com/img/1651193355070-6H4Ee8zWRA.png?width=1200)
そしてこれが今回メインの第2レイヤー設定です↓
![](https://assets.st-note.com/img/1646549674681-NxYR1mm0vX.png?width=1200)
第2レイヤーにアクセスするには、第1レイヤーの左下にFnキーを配置し、小指で押してホールドします。ホールドしている間だけ、左手ポジションがテンキーに変化します。
ホールドではなくクリックで「第2レイヤーに切り替えたままキープ」する設定にすることも可能です。しかし、この「押しながらテンキー」に設定することで、小指を離すとすぐに通常の第一レイヤーに戻る事が出来るのがポイントです。
「.(ピリオド)」=ズームイン
「/(スラッシュ)」=選択したオブジェクトをズームイン・ズームアウト
も、左手小指でFnキーを押しながら左手親指でクリックしやすい位置に配置しています。
この設定により、
右手でマウスやペンタブで操作しつつ、左手で視点切り替えが出来る
ようになります。
従来のテンキーはキーボードの右手側にどーんと鎮座しています。これを使うには一旦マウスやペンタブから手を離さないといけません。しかし、このレイヤー設定では、
右手でマウスやペンタブで操作しつつ、左手で視点切り替えが出来る
のです。(大事なことなので、2回言いました)
テンキーキーボードでこれをやろうとすると、
右手でペンタブを使いながら、左手をキーボード右側にクロスさせて・・・
となるはずです。でも、長時間使うにはちょっとツラいフォームです。
「キーボード上段の数字キーがあるじゃないか」という意見もありますが、
Blenderの場合、「1・2・3」のキーがそれぞれEditモードの
1=頂点
2=エッジ
3=面
と、切り替えショートカットに割り当てられているのです↓。
![](https://assets.st-note.com/img/1646542530528-OQp0lB0mPX.png?width=1200)
これらをオフにして視点切り替えのショートカットに割り当てることもできますが、Editモードの頂点・エッジ・面の切り替えは頻繁に使うのでやはりここはデフォルトのままが操作感が良いです。
結局、上部数字キーを使うよりも視点切り替えはテンキーかパイメニューのほうが総合的な操作性は高い、ということになります。
まとめ
Launchキーボード導入のおかげで、本来テンキーがあるスペースにマウスを置くことが出来、究極の省スペースを実現。その上テンキーよりもさらに快適な
右手でマウスやペンタブで操作しつつ、左手で視点切り替えが出来る
ナビゲーションが可能になりました。(しつこいですが、大事なことなので3回言いました)
このような省スペースでありながら理想のBlender操作環境が構築出来たと思います↓。
![](https://assets.st-note.com/img/1646546312156-WMVyx6KSfy.jpg?width=1200)
昨今、自作キーボードブームやメカニカルキーボードのバラエティ化によりハード面・ソフト面でキーボードの選択肢が増えています。マルチレイヤー対応キーボードが増えていけば今後は従来のバカでかいフルキーボードではなくコンパクトが主流になっていくと思います。
特にBlenderユーザーには声を大にしてオススメしたいところです。