「金になる」VS「金にならない」
「金になる」ことは「金で買える」ことであり、「金にならない」ことは「金では買えない」ことである。
どうも拝金主義に染まっている現代社会では「金にならない」は「金になる」よりも下に見られがちだ。
「金にならない」ボランティアにも「偽善」とか「タダ働き」とかいったネガティブなイメージがある。
私が思うボランティア像は、「金では買えない価値」を提供し、そのかわりに貴重な経験を得るというものだ。
あくまでwin-winの関係である。
「金で買える価値」をタダで提供するのとは全く違う。
金はあくまで市場でものを交換するための価値基準に過ぎない。
当たり前だが、価値がある全てのものに値段が付いているわけではない。
自分の提供できる価値をとにかく増やしていけば、その内のいくつかは自然と「金になる」ものだったりするはずである。
「金にする」のは税金も取られるし手間がかかるので効率は悪いが、その分便利な機能もあっていくらかは必要なので、その時には「仕方なしに」金に換えようではないか。