説得に役立つフライドチキン
『THINK AGAIN』についての4回目です。
ある人物を説得するための読書の末にたどり着いた本がこちら。
これも良かったんですが、今読むなら、同じ著者による新刊の方がおすすめです。
説得する相手に好かれた方がいいのは確かなので、遠回りでもまずは好かれる方法を、と思って手に取りましたが、結局、この本でも説得について言及されています。
好かれるためのコミュニケーションと説得は、遠回りどころかどうやら同じものと思って良さそうです。
この本に書かれている説得に使える知識の中でも『KFC』というコミュニケーションを成功させるための3つの要素が参考になりました。
Know what you want
(自分が望んでいるものは何かを自覚する)
Find out what you're getting
(実際に得られた成果に注目し、そこから学ぶ)
Change what you do until you get what you want
(望み通りの成果が得られない時は方法を変えてみる)
困難な説得の場面では、時には口論になり、人格攻撃に脱線してしまうこともしばしば。
そんな時に、自分が望んでいるものは何かに立ち返ることは重要です。
私の説得も、このお陰で方向性が定まり、少し光が見えた気がしました。
この本からは他にもコミュニケーションに関するたくさんのことが学べます。
読み終えた後、いい本に出会えたなー、熟読確定と思いながら次に手に取ったのが『THINK AGAIN』です。
著者アダム・グラントの前著である2冊をすでに読んでいて良い内容だったこと、そして、説得に行き詰まってたので「発想を変える」というタイトルに惹かれて手に取りました。
続きはまた次回。