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マインドフルネスその不安は誰の不安

マインドフルネス習慣

楽観的に考える・自分軸と相手軸を分けること。
習慣にするきっかけをくれたのが、世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏の本だった。

医療職や福祉職、教師、サービス業などは感情労働といわれストレスのたまりやすい職種だといわれている。本当にその通りで私は常に不安と比較に悩むことが多かった。


「その不安は誰の不安?」
いつか上司に言われた言葉。

職場と自宅の往復しかできなくなった昨今、自分のために使える時間が増えたため、どうせ暇だからやってみようと思った。

ただハラリ氏のように瞑想2時間とか、ヴィパッサナー瞑想等の高度な瞑想はできる訳もなく、5分だけあぐらをかいて呼吸にだけ意識を傾ける方法を試した。
しかしこの5分が長い。呼吸だけに集中するはずが、次から次へと仕事のことやプライベートのことを考え出してしまい集中できないのだ。
変化が現れたのは1週間経った時、いつものように瞑想中に仕事のことを考えてしまったが、この日は「ぁあ仕事のこと考えてるなぁ。」と1度受け入れてみた後に「さ、今は呼吸だよー」と途切れた集中を繋ぎ合わすことができた。
次の1週間には5分何も考えずに呼吸だけに集中でき、「なんかふわふわする感覚の入り口」に立った気分になる。ここからは時間を8分、10分と徐々に伸ばしていく。瞑想を始めて1ヶ月経つ頃には10分があっという間に過ぎ、なんか楽しい、スッキリした気分になる。この頃から、焦らなくなり今必要な情報と知識がハッキリと分かるようになる。

最近はあえてアラームを設定せずに、呼吸(アーナパーナ)瞑想を行っており、気づけば30分経っている。誰の不安か、誰の課題か、今解決することか、重要かを秒単位で言葉にする習慣ができた。

気づけば後輩に
「それは誰の不安なんだろう?」

問いかける立場になっていた。

マインドフルネスを続ける内、自分が楽しく仕事することに繋がった結果、誰かの為になっていることを嬉しく思う。

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