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11.何もないのに触り続ける私

インスタを開き、気になる動画があり、観ていると、あれ、私何してるんだろとなって、アプリの起動を消す。

30秒後にまたインスタを開く。

意味がわからない。

なんもないのはもうわかってて、楽しくもなければ収穫もない。

誰かが作ったテレビを違法にあげた早送りの動画を見て、何が楽しいんだ。と思いながら見てしまう。

なにか、凄みがある人というのは、興味のあることや、時間を忘れて取り組めることにとことん時間を費やした人だと思う。

それが、それをやることでしか生きれなかったとか、そういう感じだと思うけど、私は途中で辞めてしまった。

凡人だった。

ダンサーになると信じて東京に出てきたけど、結局ならなかった。というか出てくる時から冷めていた。どこか俯瞰してしか見れなかった。

絶対これで食っていくという気概だけで走り抜けられるほどのバカささえ持ち合わせていなかった。バカになりきれなかった。

今の生活、これはこれで幸せ。定時に帰れて、そこまで過度なストレスも受けず、体を酷使することなく1日を終える。

幸せだと思う。

ただ何か足りない感じがする。

スマートフォンの画面の光が、目に刺さる。

何かに出逢いに行かなきゃ。

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