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伝統工芸の位置

最近東京のおしゃれなお店や企画会社が
47都道府県の工芸や食を
切り口にマーケット、ショップを展開することが多い

大概が30代から40代の若手おしゃれスタッフが
興味を持って連絡をしてくるので
毎度大変うれしくなる

しかしやはり求められるのは
ちょこっとカワイイ
あっさりプチプラ

また地元のお土産品屋さんでは
りんごジュースやお菓子と同じ売り場で
並んでる伝統工芸品
棚がいっぱいで並ばないから
大きな商品は出してません
とか
バーコードシールに不備があるから 
並べてませんでした
と下げられてることもある

勇んで納品に伺った際に愕然とする事がある

こちらは
一針一針丁寧に作って
仕立てて
包装して
自分の子供と同じくらい
大切に思ってる
作品だ

つまり扱いが悲しくなるわけ


「気安いお土産品屋には
作品を置いちゃダメよ」

という天羽やよいさんの
言葉が思い出される

教訓は後から効いてくるのであった

2019年から⭐︎のリゾートホテルの売店に
卸始め4年の経験から実感して
今やっとその言葉をしみじみ
実感するのだった
相手はビジネス重視だから
リンゴジュースと工芸品も
同じに見ているんだ

今後はやはり
生産工程を実際に見てもらい
理解していただける方と
お付き合いしたい



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