柴田陽子さんの「勝者の思考回路」を読んで

NHKのプロフェッショナルの定義に以前出演されていて、生き方がかっこいいなと気になっていた、ブランドプロデューサーの本。

タイトルにある「勝者の思考回路」とは、失敗を想定しないということ。それだけではありきたりだけど、具体的な考え方や取り組み方も記してあって、前向きになれる本だったので、その中のエッセンスを。

勝者になるためのスタートは、今あるすべてのことに対して感想を持つこと。特別な経験は必要ではなくて、日常の中でも何を思い、何を感じるか。

また、現代で生き抜くには、自分の役割を果たす、自己成長、居場所の確保の3つが大事であり、人と張り合う時代ではないと。そのスタンスの元で、仕事は結果に拘るだけではなく、そもそも何を結果とするかの設定まで徹底的に拘る。これはさっきの”何事にも感想を持つこと”にも繋がり、すべてのことには理由がなくてはならないという細部までの拘り。

そして、どんなことも自分事で考えて、曲がったことはせず、晴れた道の真ん中を歩くような生き方をする。自分自身の一日一日を大切に生きる。

こういうネタの本は、無駄にキラキラを装って中身の薄い本が多いけど、柴田さんの文体やストーリーから、着飾った言葉ではなく、本心でそう思っていて、かつ実践されていることを感じることができました。おすすめ。

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