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選手のスキルアップに必要なこと

こんにちわ‼

今回もアウトプットをしていきます。

まずトレーニングもただやるだけでは意味がありません。なんで鍛え、どこの筋肉を鍛えているか意識することがとても大事です。

ただ、筋肉にも種類があるのを知っていますか?

もう一度言いますが、どんな筋肉を鍛えているのか、何も考えずに

トレーニングを行うと、競技力向上とはあまり関係のない種類の筋肉を鍛えることになるかもしれません。

そこで今回はトレーニングを行う前に、
筋肉の種類について書いていきたいと思います。

1筋肉の繊維とは?

筋肉は、とてつもなく細い筋線維という組織が束になってできています。
この筋線維には疲れやすい速筋と、 力は弱いが疲れにくい遅筋に分けることができます。

また両方の特徴をあわせもつ、中間筋と呼ぶ筋繊維もあります。

どの筋線維の割合が多いかは、遺伝や人種などによりある程度決まっており、生まれながらに速筋が多い人は、同じ体系の人と比べると力が強いですし、また、遅筋線維が多い人は、他の人よりも持久走が得意といった現象が起きてきます。

人種によって筋線維の割合が異なることが報告されており、最も速筋線維の多い人種はアフリカ系黒人、次いで白人で、アジア系人種は遅筋線維が他と比べて多いといわれています。

そのため、速筋線維が遺伝的に多い外国選手は、大きな力を発揮することに優れているようです。

しかし、遺伝的な特徴に関わらず、 特定の筋線維が使われるような運動を行っていると、鍛えられた筋線維の特徴が強くなっていきます。

では、これら3種類の筋線維の特徴を、

  1. 「そっきん君 (速筋)」

  2. 「チュウカンちゃん (中間筋)」

  3. 「チキンさん(遅筋)」 に分けて説明していきたいと思います。

1-1大きな力を出すが疲れやすいそっきん君
そっきん君 (Type Ⅱb) は、 重いものを挙げたり、瞬時にダッシュするなど、 瞬間的に大きな力を出すことに向いています。

筋線維の色が白色なので(はっきん)とも呼ばれています。 野球の場面で考えると、 ボールを投げるや盗塁のスタートダッシュやバットスイングといった場面でしょうか。

残念ながら、 この筋線維はスタミナがないために、大きな力を持続することはできません。

たとえば、ダッシュを何本も連続行うと太ももがパンパンに張ってしまい力が入らなくなってしまった、といった経験はありませんか。

これがそっきんくんの特徴です。

1-2長距離が得意なチキンさん


チキンさん (Type I ) は、大きな力は発揮しませんが、長時間の持続的な運動に向いています。

筋線維の色が赤色であることから(せっきん)とも呼ばれています。大きな力を発揮しない日常生活の多くは、

このチキンさんによって行われています。 たとえば、立っているときは、常に背中の筋肉にあるチキン線維が働いています。

また、マラソンのようなトレーニングを継続すると、主としてチキン線維を刺激することになりますので、大きな力を出さずに運動を継続するような能力が強化されます。

遅筋線維を鍛えるトレーニングは脂肪が燃焼しますので、マラソンやジョギングなどは減量に向いています。

1-3万能型のチュウカンちゃん


チュウカンちゃん(Type Ⅱa) は、 400m走や800m走など、主に大きなカを持続する際に活躍します。このチュウカンちゃんは、そっきん君が持久的能力を持った筋線維です。
高強度の運動を継続するようなトレーニングを実施すると、速筋線維が遅筋線維の性質を持つように変わっていきます。この筋線維を鍛えるためには、強度の高い運動をたくさんの量行わなければならないため、身体的にも精神的にも最もしんどいトレーニングといえます。

1-4そっきん君からチュウカンちゃんへ


人の筋肉には、大きく3種類の筋線維があって、誰でも持っています。

外国の選手は、パワフルな「速筋線維」が多い人種で、以前は「3分過ぎると外国選手はバテてくる」と言われたことがありました。

しかし、最近ではそのような光景は減りました。つまり、速筋線維を持久力を持たせるトレーニングをして中間筋に変化させた結果、外国選手も持久力を持てるようになったのです。

ただし、遅筋線維を中間筋に変えることはできないので、日本人のように遅筋線維が多い人は、速筋線維を強くするためにトレーニングをする必要があります。

たとえば、マラソン選手は遅筋線維が多く、短距離選手は速筋線維が多い傾向があります。このように、トレーニングによって必要な筋線維を強化することができるのです。

1-5野球で鍛えるべき筋線維は?


野球は、サッカーやバスケットボールのように長時間走り回るわけではありません。

むしろ、ピッチングやバッティングなどのプレーはコンマ数秒の爆発的な運動をすることが求められます。

そのため、野球選手がサッカーやバスケットボール選手よりも筋肉が発達しているのは、速筋繊維が発達しているためです。

しかし、成長期の中学生にとっては、速筋繊維を鍛えることが重要だけでなく、遅筋繊維を鍛えることも同じくらい重要です。

最近では、走り込みは意味がないと言われていますが、スタミナがなければ長時間の練習や試合の終盤で集中力が切れる可能性が高く、ケガにつながることもあるため、遅筋繊維を鍛える長距離走などを行うことが重要です。


その後に、瞬間的な大きな力を発揮する速筋繊維を強化するトレーニングを行うことが望ましいでしょう。

今回も最後までありがとうございました。


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