腰の重い大人と無鉄砲な子供【がっこうぐらし!9巻感想文/普通のサラリーマンがオタクを目指して頑張る(?)日記(75日目)】
こんばんは。
昨日の体調不良が明け、何とか回復しました。
こんな時期なので、皆さんも体調不良には充分お気を付け下さい…
(一日で回復をして本当に良かったです。)
ということで、昨日書けなかった、がっこうぐらし9巻の感想文を書いていきたいと思います!
※以下ネタバレ注意です※
タイトルにも書いた通り、今巻は「理性的であるものの腰が重くなってしまっている大人」と「知識は少ないものの純粋で無鉄砲なほど行動力がある子供」の対比が出ているような巻だったかなと思っています。
今巻がというよりも、作品全体的にそんな雰囲気が漂っているような気がしないでもないですが…
今巻で言えば、やり方の部分で反目しあってしまった、大学組の面々と、学園生活部の面々の対比。
少し前で言えば、みーくんのいたショッピングモールの大人たちと、みーくんとけいちゃん。
そして、町にゾンビ?が蔓延してしまうことを予期していた大人たちと、何も知らないまま放置されていた大人たち。
ここに来てこのようなテーマがやっと見えた気がしています。
(遅すぎるだろというツッコミはなしでお願いします笑)
なんだか壮大なテーマにも見えますが、一話一話の学園生活部のみんなの行動は可愛げもあり、目の前を必死に生きるためにどうしたらいいかに一生懸命になっていて胸を撃たれます。キャラクターデザインと中身のギャップが凄いなと改めて感じました。
それだけ、大人たちがどれだけ汚く身勝手で、私利私欲のために生きているのかという悪い面が際立ちますね。
ただ、自分も今大人になってみて、家族もいる立場でこんな状況に落とされてしまったときに、私利私欲(=家族のこと)に走ってしまわないか、ちょこっとだけ真剣に考えてしまいました笑
第三者的目線で見ていると「そんなことしねーよ」と思いますが、実際にその状況に身を置いたときにどう行動するか分からないですもんね。
こうした状況を常に想像して、自分の心を戒め続けることは非常に大切だと思うので、人間として大事なことに気づかさせてくれる「がっこうぐらし」はやっぱり素晴らしいです。
急に町がゾンビだらけになるということはさすがになくても、今の日本でも大きな感染症が発症してしまって、一人一人のモラルの話が出てきていますもんね。
どこで何が起こるか本当に分かりません。
後は、今巻の最後でりーさんが、るーちゃんを預けるシーンもやっぱりグッとくるものがありました。
りーさんの表情を見る限り、なんだか吹っ切れたような感覚を覚えたので、推しとしては、次巻以降の活躍に大期待です。
ということで、今日はこの辺で。
明日は我が身の精神を忘れずに生きます。