2021-02-24 図解塾④のテーマは「図読」ーー「読まずに読める読書術」はいかが?

2月の2回目の図解塾。テーマは「書評の図読」です。「読まずに読める読書術」とでもいいましょうか。以下、対象とした本の書評。以下、取り上げた本の新聞の書評。

幸田露伴『渋沢栄一伝』(評者:湯川豊)。アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(黒沢大陸)。『花森安治選集』(武田砂鉄)。東浩紀『ゲンロン戦記』(鹿島茂)。姜尚中『生きるコツ』(屋代尚訓)。メレディス・ワッドマン『ワクチン・レース』(河合香織)。マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』(山本貴光)。ボブ・ウッドワード『RAGE(怒り)』。古関彰一『対米従属の構造』(成田龍一)。古賀茂明『日本を壊した霞が関の弱い人たち』(藻谷浩介)。アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(前田龍一)。中公新書『日本史の論点』(磯田尚道)。大西始『盆踊りの戦後史』(松村洋)。シンジア・アルッザ、ティティ・バタチャーリャ、ナンシ・フレイザー『99%のためのフェミニズム宣言』(林美子)。

以下、塾生たちの反応、感想など。

【久恒啓一の図解塾 210224 書評を図解して発表しあう会での学び】今回は、メンバーが手分けをして書評を図解して発表し合う、異例の読書会でした。例えば10人で、本を1冊ずつ図解すれば、年に120冊読めるのではというトライアルです。私の担当は「99%のためのフェミニズム宣言」でした。今回学んだことは…■久恒先生の教え 本を読むときは1 目読=目で読む2 線読=重要な部分に線を読む3 丸読=キーワードを丸で囲む4 抜読=キーワードを抜いて関連づける5 図読=図解しながら読む→100冊図読すれば図がつながる→創造性も高まる。■久恒先生の教え 渋沢栄一NH大河ドラマでは 日本経済の父? 通常は「日本資本主義の父」なのになぜ?渋沢栄一の偉いところ 1提案魔 2出処進退がきれい 3財閥を作らない■本の図解を見れば(感想)1 本の要点が、読まずともほぼわかる2 ただし書評家の関心や実力で、本の要点が伝わらない3 本に欠けている点、本来書くべき結論の有無もわかる4 この本を読みたいか、読むべきかの判断に役立つ5 図が美しく完結していれば、本の完成度も高い。→ 本を書く人間として自分の本は大丈夫かと心配になった。→ 次回からはきちんと図を描いてから本を書こうと決意。]

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図解塾塾長は、久恒啓一(多摩大学名誉教授)。 全体と部分、構造と関係を鳥瞰できる「図解」は文章地獄と箇条書き信仰で汚染された世界を一新する…

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