#17商品開発はテクニックじゃない!熱意なんだ!
おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
昨日は、商品開発講座「ANSEWER」の事前説明会に行きました。
先日記事にした、#7商品開発講座を申し込み―新たなチャレンジはワクワクするよね―でも触れたのですが、
すでに講座の申し込みは済んでおります。
セメントプロデュースデザインさんが主体的に講座を進め、
コミュニティバンク京信(京都信用金庫)さんがサポートされる体制の講座です。
説明会は主に、
セメントプロデュースデザインの金谷勉社長による、商品開発に向けての講座と
過去の同講座参加者さんの株式会社金箔押山村の中澤未来取締役の体験談
に基づくものでした。
行ってよかったです。
以下で網羅できているわけではありませんが、私の心に残ったことを記載します。
商品開発に必要なマインド
2つ目の目的はなんなのか?
現状を打破するために、新商品を打ち出したい!、このままだと自社・業界も先細りだから新たなアクションを起こさないと!というのが一つ目の目的だとします。
では、その商品開発によって訴えたいことは何か?伝えたいことは何か?ということが二つ目の目的です。
作る前に考える
前項目の続きにもなりますが、「とりあえず作ってみました!どうやって売りましょう?!」ではダメ。作る前に徹底的に2つ目の目的をブラッシュアップする。
補助金が出るからやろう、は言語道断
講師の金谷さんは何度も強調しておっしゃっていました。これは私も超々共感。
地方創生に補助金に頼ってはいけない!「自前主義」を掲げられる、木下斉さんもいつも言ってらっしゃることです。
耳障りのいいことを期待するな
商品開発の文脈で、何のために?誰のために?2つ目の目的は?などというと、聞こえはよくて、豊かな気持ちで商品開発を進めることを想像しますが、そんな甘いもんじゃねえよ、実際は厳しいことも言うし、泥臭い分析していくよ、覚悟を持ってね、ということです。
(文章は実際に金谷さんが言った言葉ではなく、私がこう解釈した、という言葉になります)
「新しく作る」だけがデザインじゃない
伝える先と伝え方を変える
カロリーメイトの事例紹介がありました。
世代を超えて親しまれてきているロングラン商品『カロリーメイト』。
実は世代を超えて、形は変わっていない。
◆王貞治さんをCMに起用して高度経済成長期におけるバランス栄養食として層へのアプローチ(発売時期)
◆偏食になりがちな働き盛りのビジネスパーソンに向けてのアプローチ
◆部活動や受験を頑張る、言わば「応援隊」としての中高生へのアプローチ
最近ではキッズ向けのアプローチの動きもあるとのことで、さらに対象世代が広がりますが、世代を超えて、
形は変わっていない 伝え方を変えている
見た目がいいものに改良するだけが、「デザイン」じゃない
んですね。
生みの苦しみを味わう覚悟はあるか
商品開発に向けてのアプローチはしんどい
成功例ばかり見ていると、「なるほど!」「その手があったか!」「自分でもできるかも!」となりますが、とんでもないことです。
講座を進めていく過程の説明もありましたが、
・徹底的な自社分析
・徹底的な競合分析
・段差の低い階段を少しずつ登るような細かなステップを踏んでいく作業
その他諸々・・・
このアプローチについては、事例紹介でゲスト登壇された、株式会社金箔押山村の中澤未来取締役も「何をしてるのか全然わからんかった・・・苦笑」とのことでした。株式会社金箔押山村の中澤未来取締役の体験談
ゲストの体験談は講座のイメージがより明快になるものでした。前述のとおり「全然わからんかった」という気の遠くなるような細かな分析から、講座を進めていくにあたって、心境が変化した過程、別の参加者に自社商品を見てもらったきっかけで、新商品の開発の足掛かりになったこと。
何より、この講座を介して新商品開発が実現できたこと。
これは、講座だけが新商品を開発したではなく、本人の熱意と掛け合わせることによって、実現された賜物だと思います。
物静かにお話を進められる方でしたが、相当なご苦労があったことは想像に難くありません。
↑金箔押山村さんのホームページ
↑GOLD LEAF OBJECTが講座を通じて誕生したプロダクトです
やっぱり熱意が大事
#7商品開発講座を申し込み―新たなチャレンジはワクワクするよね―の文末で「精神論はおいといて」と書きましたが、
「熱意」「精神論」「パッション」は基礎体力として、ビジネスで目的に向かうための基礎体力ですね。
私が近頃考え方の基礎を指南して下る木下斉さんも、
「PDCA」の「P」はパッション!とおっしゃっています。
売れるまでやる!コミュニティバンク京信さんの心意気
今回、サポートされるコミュニティバンク京信さんの方とも何人かご縁をいただきました。
(考えて)作って、売れなかった!やめ!ハイ、次!
ではなく、
売れるまでやる!
とのこと。参加者の成功を伴走する心意気、
販促支援なんかも、足を動かしてサポートしてくださるとのこと。
金融機能を備えているのはもちろんのこと、
本プロジェクトを進めていく中で、心強い有形無形のサポートは必要になってきそうです。
チャレンジします。
がんばります。