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#167 超絶感動体験を紐解く‐AWE(オウ)とは‐
こんにちは。
お坊さんのファッションコーディネーター、
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
今朝は和えるオンラインサロンの「学びの場」という勉強会がZOOMでありました。(休会中だったが、最近復会)
そこでのテーマが興味深かったので自分の思考の整理も兼ねてシェアさせていただきます。
タイトルは
「AWE(オウ)体験:ウェルビーイングに生きるヒント」
講師はサロンメンバーであられ、働きながら、大学院にて本題の「AWE」の研究を続けられている方。非常に感性豊かな方で、AWEの概念に惹かれ、研究に没頭されるのもうなずけます。
なお、本文には思考の整理も兼ねて、AI生成にて抽出した文面を含んでおります。あらかじめご承知おきください。
AWE(オウ)とは?
AWE(オウ)とは、日本語では「畏敬(いけい)」「畏怖(いふ)」などに解釈され、心理学や感情研究の分野では「圧倒されるような感動」や「人生観に影響を与える深い感動体験」としてとらえられる概念です。
ひと言で言うならば、「人生に影響を与えるような感動体験」という風に私なりに解釈しました。
AWEは、「人が非常に広大・壮大なものや、理解を超えたものに触れたときに感じる、畏敬と驚嘆、畏怖が入り混じった感情や体験」と定義されることが多いです。
サムネイルの画像は、noteの画像データの中から頂いたものですが、
講師によると、宇宙飛行士がこの、「宇宙からの地球」を見た時、この「AWE体験」を感じる象徴的な風景(?)らしいです。
地球に帰還してから、その宇宙飛行士は、環境活動や慈善活動に尽力したりと、その後の生活や生き方に大きく影響と与えることが多いそうです。
カリフォルニア大学バークレイ校教授のダッカー・ケルトナー氏が第一人者とされています。
「感動」「感激」など感覚的なアプローチでしか捉えられなかった概念を心理学的なアプローチで紐解いていく、研究の過程が非常に興味深いです。
どんな時に「AWE」を感じるか?
例えば、美しい自然の絶景、圧倒的な芸術作品、雄大な宇宙など、自分の認知の枠組みではとらえきれないような「広大さ」「強烈さ」を持つ対象に接したときに、AWEの感覚が生じるとされます。
大自然との触れ合い
例)山頂から見渡す絶景、オーロラや満天の星空、海の底の神秘的な光景など。
芸術・文化的な体験
例)圧倒的な演奏や合唱に包まれるコンサートホールでの体験、壮大な建築物(大聖堂、寺院)、優れた絵画や彫刻など。
宗教的・スピリチュアルな体験
例)神社・寺院などの神聖な空間や儀式、瞑想による深い内省など。
科学的発見や宇宙へのまなざし
例)宇宙の広がり、最新の科学的知見に触れた際の衝撃、生命の仕組みに対する驚嘆など。
何かを見たり、聞いたり、感じたりしたときに、「雷に打たれたような感覚」と表現されたりし、その後の人生の道筋を決定付けたり、揺るがない目標が生まれたり、信念が確立されたりするきっかけ。それがAWEなのかもしれません。
AWEの特徴と効果、感じやすくするには
【特徴】
1. 畏怖や圧倒感: 大きな存在や力、自然の壮大さを前にしたときに感じる怖れや圧倒感。
2. ポジティブな側面の高揚感・感動: 恐れや圧倒だけでなく、心を打たれるような高揚感や深い感動が含まれる。
3. 自己超越感・謙虚さ: 「自分」や「自分の世界観」が相対化され、自分を取り巻く世界の大きさや未知に思いを馳せることによって、謙虚な気持ちや自己の小ささを感じ取ることがある。
4. 認知的変化: それまでの知覚や価値観、物事のとらえ方が揺さぶられ、新しい視点をもつきっかけとなる。
【効果】
AWEは、個人の心身や社会性にポジティブな影響をもたらすことが多くの研究で示唆されています。
1. ストレス軽減・ウェルビーイングの向上
AWE体験をすることで、日常のストレスを客観視し、心の持ち方が変化することがあります。またポジティブ感情が高まり、幸福感や人生に対する満足度が向上するとされています。
2. 自己超越感・謙虚さの促進
AWEを感じると、自我が少し後ろに下がり、謙虚さを感じやすくなる、利他的な行動が増えるなどの研究結果が報告されています。
3. 創造性・学習意欲の向上
圧倒的な何かに触れたとき、それまでの思考パターンや視点に変化が生まれやすくなるため、新しい発想や認知の広がりが得やすくなると言われています。
4. 認知的拡張(broaden-and-build)
ポジティブ感情一般が、より広い視野で物事をとらえ、学習や人間関係、問題解決力を高める、という理論(ポジティブ心理学)があり、AWEもそのひとつとして注目されています。
【AWEを感じやすくなるポイント】
AWEは日常から少し離れた「特別な場面」で感じるイメージが強いですが、意識的に体験の機会を増やすこともできます。
1. 自然や芸術に積極的に触れる
旅行や散歩で自然を楽しむ、美術館やコンサートに足を運ぶなど、自分が「圧倒されそうだ」と感じる体験を増やす。
2. 静かな内省・瞑想の実践
日常から離れた静かな場所で瞑想したり、深呼吸をして周囲の環境に意識を向けたりすることで、自分の感覚が研ぎ澄まされAWEを感じやすくなる。
3. 好奇心をもつ・学びを楽しむ
新しい知識、特に「自分の理解や世界観を広げる」ようなトピックに触れるとAWEが生まれやすい。宇宙論のドキュメンタリーや科学の本なども例として挙げられる。
4. 日常の中にも“驚き”を見つける
都会の街並みでも、細部に目を向けると素晴らしい建築美や歴史に気づくことがあります。日常の中でも「AWEのタネ」は多く存在する、という視点を意識する。
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AWEの概念を理解するため、勉強会で聞いたことの補完的なものとして、AIに多大なる力を借りて、文章作りました。次回は、自分なりのAWE体験や、現代におけるAWEとの関わりについて、自分なりの考えをまとめてみたいと思います。