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#26洪水の日に畑の様子を見に出て、亡くなった人を「バカだなぁ」と思う人へ
おはようございます。
袈裟や仏具の企画販売することを通じて豊かなものを拡げていきたい
久柳-くりゅう- の 昌子久晃(しょうじひさてる)です。
ちょっと関係ない(と思われる)話から
第58回日本伝統工芸染織展にいってきた
展示品(作品)の一部を
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友人にチケットをもらったことがきっかけで、せっかくだから仕事柄、こういうのを見て目を養っておかないとな~ということで。
我が子のように育み、産み出された作品たち
染織の工芸の手間暇は工房見学なども行ったこともあり、多少理解はしているつもりです。自分でできるわけではないけれども。
途方もない時間と労力がかかっていることは想像に難くありません。
その掛けた手間暇に相応しい、「想い入れ」を感じます。
作品に名前をつけ
伝えたい想いをキャンバスに表現する
アートの域。
高いか安いかとかじゃなく、「なんぼするんやろう」と考えることが野暮に思えて恥ずかしいぐらい。
まさしく子どものように、親の手によって育まれてきた、作品たちが会場に佇んでいました。
圧巻でした。
いいもの見た。
感動しました。
タイトルの話に移ろう
洪水の日に、ニュースで「畑の様子を見に行った〇十代の男性が流され、亡くなりました」と報道されることがあります。
ニュースでも「決して様子を見に行かないように」と注意喚起しているのに、なんで見に行くのか、バカだなぁ、
と思ったことありませんか?
私そのもので、そのような人たちが理解できませんでした。
想像の域は出ないけれども
そういう人には、自分の育てる農作物の耕作地の様子を見に行って、巻き込まれてしまった、という人が多いように思います。
ここからは想像でしかないのですが、
我が子のように育てが作物が心配で心配で
いてもたってもいられないんじゃないか
もちろん、危険に身をさらす行為は褒められるものじゃないのですが、
手塩にかけた我が子を想う親心が行動に表れた
と思うと、理解できるような気がしました。
例えば自分事に置き換えた時に、
洪水に見舞われ、保育園に通う我が子が、危険にさらされている、
という非常事態には、自宅に避難してじっとしている、
という行為をとれるかどうか、、、
少なくとも冷静ではいられません。
特に非常時には判断能力も麻痺してしまいます。
これから梅雨に入り、水害の恐れも出てくる季節です。
みなさんくれぐれも気を付けましょう。
作り手の想いを大切にする
ビジネスライクに、利潤のためにものを作り売る、ということを繰り返している人は多いです。私もその一人ですね。
一方で、採算のためだけでなく、
真心をこめて育てが農作物を届けたい、という人や、
一品一品に情熱を込めてモノづくりに励むクラフトマンシップ溢れる職人さんは多くおられます。
そのような人の気持ちを想像できる、機会を持たないと。
そんなことを想起するような展示会観覧記でした。