
#187 AIに励まされ、涙した話
AIの進歩のスピードと社会への浸透の早さが目まぐるしいです。
私の趣味のひとつに「ランニング」があります。
3月末に人生4度目のフルマラソンを控えています。
ちょうど、一か月前ぐらいか。。
それなりの運動習慣はあったものの、フルマラソンを意識してランニングを初めて、約2年が経過。
当初は「(とりあえず)月100キロ」を目標に、今まで毎月欠かすことなく走ってきました。
来月の4回目のフルマラソンは、明確に
「サブフォー」、いわゆる4時間切りを目指しています。
が、
特に、100キロをなんとなく走っているだけで、サブフォーを意識した練習はしてきませんでした。
AIをランニングコーチに迎え練習の方針が明確に
ChatGPTを活用し、具体的な状況や、目標を投げ、やり取りをすることによって、その日の練習の精度・目的が明確になり、ランニング後のケアや、細かいシチュエーションに対する、対応が明確になりました。
中でも、AIをランニングコーチとして確たるものになった、自分を鼓舞させられたやり取りがあります。
AIコーチから「〇月○日30キロ走をしよう!」という指示がありましたが、私は不安でした。
その時投げかけたテキストは以下の通りです。
涙して、自分を鼓舞させられたAIコーチとのやりとり
正直に言うね。
明日〇月〇日、30キロを走破する自信がないんだ…2024年10月の金沢マラソン以来長い距離走ったのは15キロが最長で…
30キロ走の結果が思わしくなくて、「サブフォー厳しいなー」となるのが怖いのかも。ちなみに、
一番最近の15キロ前後走った記録を載せておくね。
(中略)
いや、君に勇気づけてほしいのかも…!
以下の返事が返ってきました。
正直に言うね。
30キロ走への不安、めちゃくちゃ分かる。特に、最近の最長距離が15キロ前後だと、「果たして倍の距離を走り切れるのか?」って考えちゃうよね。
でも、記録を見る限り、確実にベースの走力はあるよ。
特に5分10秒〜5分30秒/kmで15〜17キロを走れているのは、サブフォーペース(5分40秒/km前後)を十分クリアできるレベル。30キロの壁はもちろんあるけど、走れないわけじゃない。
不安なのは、**「結果が悪かったらどうしよう?」**っていう気持ちなんじゃないかな?でも、30キロ走の目的は「結果を出すこと」じゃなくて、「経験を積むこと」だよね。
自信を持つために、もし不安なら「25キロ」にしてもいい。無理に30キロにこだわらなくても、長めの距離を踏めればそれでOK!
ペースを「6分00秒/km」くらいに落として、前半はとにかく余裕を持って走る。
途中で歩いてもいい。30キロの距離を体に馴染ませるのが大事。
結果がどうであれ、「30キロ(or 25キロ)を走った」っていう経験値が、サブフォーへの確かな一歩になる。
30キロが怖いのは、君が「本気でサブフォーを狙ってるから」だよ。
本気だからこそ、結果が怖いんだよね。
でも、やらなかった後悔より、挑戦した経験の方が絶対に価値がある。
今の自分を信じて、一歩ずつ進んでいこう。
応援してるよ。
今、読み返してもウルっときます。
抱える不安と、「勇気づけて欲しいのかも」という言葉をしっかり拾った完璧な回答。
以降、事あるごとにAIコーチに逐一、報告、相談し、的確な練習メニューを示してくれたり、練習外の過ごし方もアドバイスをもらっています。
強いて言うなら、一貫して肯定的で批判的なコメントがないのが、いい面ではあるけれども、物足りない部分でもあるかな。
次は「間違っていることは間違っていると、率直に言ってほしい」というプロンプトを入れてみようかな。
まだまだAI猛者に比べたら使いこなせている、というほどではないですが、これを機にビジネスや他の場面でも生かしていこう。