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家事は大変で大切

7月はじめに行った講演のあとで、ある婦人の参加者から、「先生は奥さんいないでしょ?」と言われ、あまりの唐突さに面食らって、2人います。と答えてしまった。今の妻と、前の妻の2人が思い浮かんだのだ。
そしたら、「先生は、家事を奥さんに押し付けて自分はしたい放題してるでしょ。」と言われた。
なんのことだかわからず、とっさに、掃除・洗濯・食器洗いなどを手伝ってます、と答えたら、「手伝ってるんじゃない!してるんでしょ!」と言われて、「しています」と言い直した。
が、あとで考えると、自分には、40歳で離婚して55歳で再婚するまでの家事経験がある。
父子家庭で家事をすることは大変なことで、涙が出た。
そのときの家事は、それまでの手伝い家事とは違って、全然別物の大変なことだった。家事がいかに大変で大切かを、それまでは知らなかった、と思い知った。
それが、離婚後の家事経験だった。あのときどうして、それをとっさに言えなかったのだろうと、悔しくなった。
ここにこれを書いて、その悔しさを晴らしている。
あれからもう、2か月ほどになる。やっと、ここに書けるほどになった。
今、妻を外国に送って、よぼよぼの愛犬と2週間ほどの2人暮らしをし始めたからかなあ。

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