コロナとわさみんのブルース.
(8 min read)
いまのところの岩佐美咲(わさみん)の最新楽曲「右手と左手のブルース」がリリースされたのは、昨2020年4月22日。この発売アナウンスがあったのが3月19日でした。
実を言いますと、この告知があったときぼくは4月22日と23日の東京のホテル宿泊と、松山⇄羽田間往復の飛行機チケットを予約したんですよ。つまり、なにか発売記念の歌唱イベントが首都圏で開催されるのではないか?との淡い期待を抱いてたわけです。
ってことは、昨年三月時点でのぼくの(たぶん世間的にも)新型コロナ・ウィルスに対する認識はその程度だったということです。二月末からリアル・イベントが中止になりはじめ、三月に入って完全消滅しましたが、四月になれば復活するんじゃないか、くらいに軽く甘く考えていたわけですねえ。
いまからふりかえれば、ぼくもアホでした。これがまだまだ当分続く感染症なのだと気づいたのは、ぼくの場合かなり遅くて、昨年夏くらいのことだったかもしれません。主にわさみん関係のイベントがいっさいなくなったままだというのと、世間の報道をあわせてですね、そうわかるようになりました。
もういま2021年5月時点では、この状況が日本のばあい、最低でもまだあと二、三年は続くのだとわかっています。そう、そうですよ、今年はもちろん、来2022年になってもまだまだ対人イベントや客入れコンサートなどは開催できません。オリンピック&パラリンピックなんかもってのほかだし、もちろん、わさみん関係のこともできるわけありません。
一般的には、その国の総人口の約七割程度にまでワクチン接種が進めば集団免疫を獲得したといえる状態になり、それで社会生活が元通りになると言われていますが、ブルームバーグの試算によれば、現状がこのまま推移するとして、そうした状況になるのにアメリカでいまから約三ヶ月、ドイツで約半年、政府の失政により大きく立ち遅れている日本だと、いまから約3.8年もかかるそうです。
すなわち、わさみん関係もまだあと約三、四年は開催できないんです。歌唱イベントもコンサートも接触系のイベントも舞台もディナーショーも、なにもかも、あと三、四年は我慢です。どうです、悲観的状況でしょう、ファンのみなさん、そんなに我慢できますか?ぼくだってストレスがたまりにたまって爆発するかも。限界突破サバイバー、できましぇ〜ん。
このへん、実を言うとわさみんを担当する長良プロダクションや徳間ジャパンも認識がまだまだ甘いんじゃないかと思えるフシがあります。こんだけリアル・イベントが開催できないつらい状況が続いているのにネット配信での歌唱系イベントをほとんどやらないのは、コロナ禍終息を待っているからじゃないか、そのうちまもなく終わるだろうくらいに思っているからじゃないかという気がするんですよね。
コロナ禍が終われば、ふたたび従前どおり歌唱イベントできるんだから、ファンもそれまであとちょっとすこしだけの我慢ですよ、と思っているのではないでしょうか。
しかしですね、各種の調査や統計データを総合しますと、自民党政府の無為無策でコロナ対策が進まない日本では、コロナ禍終息にまでまだまだかなりかかってしまう、希望的観測でもあと二年、客観的に科学データを分析すればあと三、四年はいっさいなにも開催できません。
このへん、長良プロと徳間ジャパンはわかっているんですかね?
あと三年、四年もなにもやらず、ず〜っと指をくわえて辛抱させたままでいるつもりですか?
わさみん関係だって、その間にどんどんネット配信で歌唱イベント様のものをどんどん定期開催したり、配信(ハイブリッドでもいいけど)コンサートをやったり、YouTubeで定期的にカヴァー・ソング・シリーズを展開したり、しないとまずいんじゃないですか?
この点、ちょっと前のわいるどさんのブログでみごとな提案がなされていました。
・「配信の目的をはっきりと・・・」
このなかで、現在のわさみんネット配信はSHOWROOMだけに寄りかかりすぎできわめてバランスが悪いと指摘されていますよね。まったりトークが楽しいというファンもいれば、歌手なんだからやっぱり歌ってほしいと希望するファンもいたりして、それをSHOWROOM一個で充足させるのは不可能だから、分けるしかないと。
引用します。
〜〜〜
今のわさみんに求められているのは・・・
①既存のファンを楽しませるトークやカラオケ配信
②新規ファンを増やすための唄の配信
③プロの歌手としてある程度緊張感のある有料ライブ配信
少なくともこの3つが必要やと思うのですよ~
(中略)
①は今のSHOWROOMのやり方でいいでしょう~歌唱するかどうかもその時の本人の気分次第でいいと思いますよ~
②は中澤卓也くんの「歌ごころ」のように色んな曲を歌唱して、わさみんの歌唱の凄さをアピールして新規ファンを増やしていく・・・もしくは、音のヨーロー堂さんや山野楽器さんのキャンペーンですよね~今の動画サイトの現状をみると、競争は激しいけどYouTube一択でしょう~
③は有料なので、「PIA LIVE STREAM」や「Streaming+」で、ある程度まとまった曲数を歌唱するしかないでしょう~
〜〜〜(引用終わり)
そう、現状足りていないのは②と③ですよね。SHOWROOMはどんどんやっていますし、こないだのゴールデン・ウィークなんか六日連続配信なんてやっていて、まったりトーク派のファンのみなさんにとってはじゅうぶんだと思いますが、歌唱はぜんぜん足りていません。
どうか、わさみんの定期ネット配信歌唱イベントやストリーミング・ライヴの開催へ向けて、また一刻も早い岩佐美咲公式YouTubeチャンネル開設に向けて(そう、なんと、まだ存在しないんですよ!)、長良&徳間は動いてほしいと思います。
こないだ四月中旬にも大きな声が多くのわさみんファンのあいだからあがりましたが、やはり歌唱配信関係はまだまだファンを満足させられるだけのものが、質量ともにまったく足りていないというのが現実。わさみんは歌手でしょう、歌をやらなくてどうするんですか。
関係者のみなさん、どうか真剣に、本気で、考えてください。
(written 2021.5.1)