見出し画像

先月に引き続き富井トリオの新曲が出ました 〜「ヴェロニカ」

(2 min read)

富井トリオ / ヴェロニカ

とみー(1031jp)さんの富井トリオ、12月リリースだった「恋の果て」に続き、1月6日にさっそく新曲が出ました。「ヴェロニカ」(2022)。アートワークの数字が連番になっているし、シリーズ化するということなんですかね。それだったら歓迎です。

軽快なさわやか系ロックだった前曲にくらべ、今回の「ヴェロニカ」はタメの効いた深く粘っこいノリを持つミディアム・グルーヴ・チューン。奇妙なループ感もある、ややヒップ・ホップ寄りの一曲に仕立ててありますね。

ロー・ファイ・ヒップ・ホップっぽいフィーリングすらある「ヴェロニカ」。細部までかなりていねいにつくり込まれているんだということが、聴いているとわかるのも好印象。今回もソングライター&ギター&ヴォーカルはとみーさんで、ベース、ドラムスとも前曲と同一メンバー(なかなか豪華なメンツ)。

曲づくりの段階で、新曲はこういったビート感の曲にしようというのが念頭にあったはずですが、いざ演奏となって、この手のデジタルなコンピューター・ビート的なものを人力で表現できる原”GEN”秀樹さんの腕前にも感心します。とみーさんのヴォーカルも今回はややクールさが目立っている感じ(やはりラップもあり)。

日本の一般のインディ系ロック/ポップスのなかにも、こうしたヒップ・ホップ通過後みたいな新感覚グルーヴを表現する演奏ミュージシャンがどんどん出てきているんだとよく納得できる富井トリオの新曲「ヴェロニカ」、これもたいへん心地いいですね。

(written 2022.1.15)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?