親近感のあるさわやかさ 〜 中澤卓也「Love Letter」
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中澤卓也 / Love Letter
こないだのバレンタイン・デーに出ました中澤卓也の新曲「Love Letter」(2024)。といっても2022年にリリースされていた「陽はまた昇る」の新タイプ(タイプB)カップリングなんですけど、これがいいんですよね。
「陽はまた昇る」とは違って卓也のギター弾き語り。淡々とさわやかだし、ぼくはだいぶ好みです。歌詞も曲も自作。以前も言いましたが自分や周囲のバンド・メンバーによる支えしかなくなって、かえって持ち味のクールなポップネスがきわだつようになっているなと思います。
アクースティック・ギターの腕前は前から証明されていたこと。昨年の全国ツアーでも弾き語りでやったコンサートがたくさんあったし、ぼくが出かけて行ったバンド・ツアーでも弾き語りコーナーがありました。
クラウン・レコード時代は演歌のフィールドでデビューし活躍していたんですが、独立後はむしろさわやかJ-POP路線を走っていて、「陽はまた昇る」 にしろ、昨年のアルバム『Hands Made』にしろ、そして今回の「Love Letter」にしろそうです。
親近感のあるフィーリングはファンも歓迎でしょうしね。年間多数のライヴをこなすようになってすっかりコンサート歌手としてのポジションを確立したような格好になっていますが、今後とも弾き語りを中心にこんな路線で楽しませていってほしいと思います。
(written 2024.2.21)