![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/93982237/rectangle_large_type_2_7e0a6ff7951c19b526ef91494a6e52c6.jpeg?width=1200)
エマ・スミスのレトロ・ジャジーなクリスマスもいいね
(1 min read)
Emma Smith / Snowbound
以前一度書いたロンドンのレトロ・ジャジーなポップ歌手、エマ・スミス。最新EP『スノウバウンド』(2022)はクリスマス・ソング集です。リリースがちょっと遅かったっていうか、今年のぶんはもうレイヴェイので書いちゃったけど、エマのこれも楽しい内容なのでスルーできず。軽く触れておきます。
全五曲、いずれもよく知られたスタンダードな古典的クリスマス・ソングで、日本でも親しまれてきたものが多いです。エマの本作でのレンディションは基本オーソドックスなメインストリーム・ジャズのスタイルに沿ったものですが、ところどころハッとさせるおもしろさがあり。
オルガン・トリオ+テナー・サックスという典型的モダン・ジャズ・コンボを伴奏につけていて、オープニングのおなじみ「赤鼻のトナカイ」はなんとファンク・チューンに変貌していますからね。かなりタイトでカッコいい。エマってこういうのもできる歌手なんだと知りました。
2曲目以降はジャジー&かなりブルージーに。サックスとハモンド・オルガンのムーディなサウンドが目立っている内容で、エマも雰囲気たっぷり。ナイト・ムードなバラード二曲、スキャットをまじえながら4/4ビートでスウィングするストレート・ジャズ、三拍子12小節3コードのブルーズ。
(written 2022.12.21)