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しんどいとき助けになる音楽(15)〜 レイヴェイの『ザ・レイキャヴィク・セッションズ』を愛する理由

(2 min read)

Laufey / The Reykjavík Sessions

しんどいときによく聴く音楽としてレイヴェイのことをきょう9/8は書こうと思っていたら、かねてからのアナウンスどおり新作『Bewitched』(2023)のリリース当日でした。こ〜れがすばらしくって!

でもまだ二、三回しか流していないし、もうちょっと時間をかけてじっくり聴き込んでから新作のことは書きたいですから、きょうはいままでのレイヴェイ作品で個人的にいちばん愛着のある配信EP『The Reykjavík Sessions』(2022)について軽くメモしておくとします。

これがなんであるか、なぜレイキャヴィクかなどについては去年リリースされたときにくわしく書いた過去記事がありますのでどうかご参照ください。配信のみ、EPであるということからか、全世界的にだれひとり話題にしませんが、音楽は極上であるとぼくは信じています。

ピアノやギターでの弾き語りソロ録音で、話題にならないもう一つの理由としてポップというよりややクラシカルな感触が強いのでということもあるかもしれません。選りすぐりの自身の良曲ばかりだし、楽器の腕前は確か、ヴォーカルもふくよかですが、装飾のまったくないラフ・スケッチでもありますし。

しかしぱぱっと簡易にやったようなパフォーマンスでありながら、できばえは実にみごと。加工のないソロ弾き語りで、かえって曲の姿や魅力、歌手&楽器奏者としての輪郭がくっきりむきだしになっていて、ナマの息づかいまで聴こえてきそうな良好録音でレイヴェイの真実みたいなものがポンと前に出ていると思いますよ。

(written 2023.9.8)

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