批判禁止同盟?
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悪口とか誹謗中傷っていうのじゃない、前向きの建設的な批判って、あると思うんですよ。ポジティヴな要望とか提案とかですね。でもそういったたぐいのものもふくめて、「批判」をいっさい封じようとするのがアイドル応援の世界です。
どんな活動をしようとも、ありようを全肯定っていうか、そういうの、ぼくはもう違和感しかないです。わさみんこと岩佐美咲関連のことでこれを強烈に感じますね。あんまり言うとまた敵を増やしてしまうのですが、まったくなにも注文をつけない、ただすばらしいステキ可愛いと言うだけのファンのほうが多すぎる。
2020年初春からのコロナ時代になって、美咲関連で長良グループや徳間ジャパンが仕事をしていないのは明白だと思うんですけどね。コロナ前みたいに現場でのイベントやキャンペーンなど開催できないんですから、いつまでもそれじゃないとできないよと思っていると、ほんとうにダメです。
現場開催のキャンペーンやコンサートやライヴに相当するものをインターネット上で開催しないと曲を売っていけないし、歌手じゃないでしょうが。ところが長良と徳間の美咲担当スタッフはそれをまったくといっていいほどやっていません。そればかりか、ネットチェキサイン会だのネット飲み会だのヴァーチャル・デート企画だのオンライン・グリーティングだのばかりやるんですよね。
この際だからはっきり言わせてもらいますが、そういうのにほいほい飛びつくファンもファンです。なにを開催したらダメで、どういうのが歓迎されるのか、運営スタッフに知らしめないといけないのに、どんなものでもどんどんチケット買っては喜んで、「かわいい〜」とかしか言わないもんだから、運営スタッフも味を占めてしまっています。お手軽集金システム。美咲オタクはいいカモですよ。
そんでもって、歌唱配信関係は、たま〜に忘れたころに申し訳程度にちょこっとやるだけ。
これじゃあ「歌手」岩佐美咲が成長していくことはできません。ぼくが惚れたのはアイドル・タレントじゃありません、歌手としての美咲のことを好きになって、応援しようと思うようになったんですからね。それなのに、運営のこのていたらくといったら、もう。
ひとつにはAKB48出身という(一見強みだったのが)のがかえってわざわいしているように、いまでは見えます。もちろんAKBブランドがあるからこそここまで美咲はやってこれたし、とっくに卒業したいまでもそのシルシがあるから商売できているという面もあると思います。メディアに出るときは、いまでも必ず「AKB48出身」との枕詞で紹介されますからね(それも良し悪し)。
これがかえって歌手活動に専念させない運営スタッフの態度、特に長良側の姿勢を招いているんじゃないかとぼくには見えていますね。だってね、AKB時代からついている熱心なファンがたくさんいて、批判禁止でやってきて、かわいいかわいいとずっとほめていくばかりで、どんなものでもイベントがあればお金を出しているんですからね。
歌わせなくても食べていけるだろう、歌わせなくても事務所も潤う、ということであれば、そりゃ歌唱配信イベント、ストリーミング・コンサートなんてね、照明・音響・映像設備も必要だし、念入りに準備しないといけないけど、その割には実入りが少ないですから、消極的になるのも道理です。
AKB時代からのアイドル活動で、卒業して五年になるいまでも美咲はずっとやってきているというのが現状ですよね。コロナ禍でそれが鮮明になりました。歌手業一本ではやっていないのです。これがですね、アイドル時代なんかない、そもそも最初から歌手でやっているみなさんが、コロナ時代にどんな営業活動を展開しているか、ちょっと見渡してみれば、美咲界隈の異常さが理解できます。
結局、美咲は「歌手」じゃないのでしょう。すくなくとも歌手業で食べていっているとは言えないし、歌手活動をさせてもらえなくてもファンだっていっさい文句を言わず批判もせずできています。
もっと歌の活動をやってほしい、みたいなことを言うと、一部のファンからはすぐに「クレーマー」扱いされてしまうし、なんなんですかこれ。岩佐美咲って、いったい何者なんですか。
ぼくは歌が好きなんですよ。
(written 2021.9.12)