孙露 Mixで聴くチャイニーズ・ポップス良き
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孙露 Mix
個人的にもうメロメロの中国歌手、孙露(スンルー)。最近そればかり聴いている日常なので、さっき8/22夜、Spotifyに『孙露 Mix』というプレイリストが出現しました。もちろんぼく向けにAIがカスタマイズしたもので、計50曲約三時間半、いんや〜、心地いい。
孙露ヘヴィロテだからできたプレイリストなので、50曲の中身はもちろん孙露中心。くわえ同傾向のおだやか淡白路線なチャイニーズ・ポップスをミックスしてあるっていうわけ。簡体字表記の人名曲名が並んでいますので、おそらくすべて中国大陸(内地)歌手なんでしょうね。
まったく無知な分野ですが、孙露と同傾向のおだやか系ばかりチョイスされているっていうのは、世界の流れに沿うように近年の中国ポップスにもそうした流れがあるんでしょうか。それともAIが自動判断できるようにその手の情報までデータとして分析・蓄積されているのかなあ。
いずれにせよ、この『孙露 Mix』で流れてくる中国歌手たちの歌は、いまのぼくのフィーリングにぴったり。そういうジャンルなのかもしれませんが、ドラマティックでもダイナミックでもなく、声を荒めに強げたりすることなどちっともなしに、しとやかなメロディ・ラインをひたすらソフトに平穏につづるだけだっていうのが、いまのぼくには最高にくつろげる音楽に聴こえるんですよ。
無知だから、孙露以外だれひとり知りませんでしたが、なかにオオッこれはひときわすばらしいと思ってメモしておいた歌手もできました。それが梅朵(メイドァ)。百度百科で調べてみたら、1970年北京生まれで、作品もたくさんあります。だから(孙露と比較して)ずっとベテランの域ですよね。なのにコンテンポラリーなあっさりネスを身につけていて、ぼくには文句なし。
やや陰な翳や都会的な退廃も感じさせる孙露に比し、梅朵は素朴で明るくさわやかに香る笑みの表情が声と歌いまわしにあって、曲のつくりや伴奏もそうだけど本人のヴォーカルのクォリティがそうしたテイストをただよわせていて、なんともいえずすばらしいと感じチェックするようになったので、そのうち梅朵についての記事も書くかも。
8/22夜7時すぎごろに誕生したばかりの『孙露 Mix』なのに、こうしたプレイリストの常として日々中身が入れ替わるという具合なので、きょう8/23に聴いている内容はもはや同じではなく(だから梅朵はもういない)、それでも最愛の孙露だけは軸としてしっかりいるので、それきっかけでこれから近年のおだやか系チャイニーズ・ポップスをディグしていきたいと思っています。
(written 2022.8.23)