10皿目:「足しました?」@サウリャ アジアンダイニング&バー 御徒町
お昼を過ぎた御徒町にて
本日は急な所用で御徒町へ。用事を済ませたらすでに時計の針は午後2時を過ぎていた。
もうこの時間では、多くの店はランチ営業は終わっている。加えて、土曜日の好天もあり、秋葉原~御徒町エリアは人出が多く、これからお店を探すのも面倒だ。
こうなったら、もうあそこしかない、「ダルバート砂漠」御徒町のオアシス「サウリャ」さんだ。あそこならまだダルバートに間に合うはずだ。
いざ、入店
ランチには遅い時間だったが、店内には先客3組あり。空いているテーブル席へと案内された。
オーダーは前回同様ネパールタリセット(650円)の辛口、ドリンクはラッシーで。
いざ、実食
ほどなくして、ダルバートが到着。ここで予想外のことが起きた。
店員さんから「これ足して」と渡されたのが、ドレッシングなどを入れる小さな赤いボトル。どうやらこれで辛さを追加できるようだ。辛口を頼んだが、それでも足りなければこれを追加してということらしい。こんなのは初めてだ。
辛さはひとまず置いといて、まずはダルスープから。前回来たときは、にんにく強めの味が印象が残ったが、今回はかなりショウガの味が効いている。また、以前はスープのとろみが強かったように記憶していたが、今回はさらっとして、飲めてしまうタイプ。ご飯によくなじんで美味しい。
カレーは辛口を頼んだが、想像したほどの辛さではない。私的には若干マイルドな辛さ。
今日はガツンと来る辛さが欲しい。そこであの「辛味追加ボトル」の出番だ。ボトルのふたを開けて、赤い粘度の高い辛み成分(稚拙な表現ですいません)をカレーに追加する。辛さの程度が全くわからないので、少しだけ追加して味見する。。。。確かに辛味が増すが、もっと足しても大丈夫だろう。というわけで思い切って辛み成分をググっと追加した。
画像ではそんなに追加していないように見えるが、これでも頑張って入れたつもり。それなりの量を追加するとあたり前だが結構辛い、ストレートに口に広がるひりひりした辛さだ。パンチが効いて食欲が増す。おかげでご飯が進んでしょうがない。
私はこのお店のにんにくが効いているアチャールが好きだ。しかし、今回は予想に反してにんにく味は感じず、あっさりした癖のないタイプのものだったが、カレーを辛くしすぎたので、あっさり味のアチャールは箸休めに最適だった。
店員さんはお皿を下げに来たとき、ボトルを指さし、にこやかに「足しました?」とひとこと。「いやー辛かったです」と応えたが、こんなやりとりは初めての経験だ。最後はドリンクのラッシーを飲んでお会計となった。
「違い」を楽しめる人になりたい
急な所用で訪れた御徒町。サウリャさんに入るのも、辛味の追加ボトルが出てきたのも、予想外。ほんの少しだが店員さんと会話できたのも予想外。こんな予想外は大歓迎だ。
最近、ダルバートの新規開拓が続いたが、同じ店に何度も通って違いを楽しむのも悪くない気がする。ダルスープやアチャールの味つけが、日によってこんなに違うとは思わなかった。
ダルバートはいわゆるどこでも同じ味付けのファストフード的なものとは全く違った場所にいるものなのだろう、その「違い」や「ブレ」を楽しめる人になりたいと思った。今日は楽しい経験ができ良い日だった。
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