動画の字幕編集用に「Vrew(ブリュー)」が使ってみた
この記事では、私がオンライン研修の動画字幕編集用に「Vrew(ブリュー)」というサービスを試しに使ってみたので、その特徴や良いところをご紹介したいと思います。
このサービスは、動画データを読み取って、自動で字幕を作ってくれる夢のようなソフトです。無料で利用できますが、ネット上ではその有用性から「いつか有料化されるかも」という噂がチラホラあります。
良い点をまとめると
・無料で使える
・言葉の読み取りが早い
・字幕制精度が高い
・字幕の間違いがあっても編集しやすい 、、、といったところです。
1.Vrewとは?
VoyagerX 社が提供しているサービスで、ダウンロードページからダウンロードできます。ダウンロード後、登録が必要なのですが、名前とメールアドレスなので、簡単に登録できるかと思います。
2.どうやって使うの?
動画データを読み込みます。データである必要があるので、YouTubeやfacebookのページをそのまま読み取って字幕をつけるということはできません。
私の場合、30分くらいのデータで5分くらいの作業時間で字幕をつけてくれました。その間、ネットを見たり他の作業をできるので、便利です。短時間の動画だとほとんど一瞬です。
3.字幕の編集は?
動画に字幕がついたら、自動で数秒ごとのクリップに分割されており、1つずつ編集して間違いを修正します。クリップごとに再生できるので、読み取り間違いを自分で聞きながら修正します。
印象ですが、滑舌が悪かったり、方言や専門用語では間違いが多かったかと思います。滑舌良く標準語だと、精度は高そうです。
4.編集したら?
動画としてエクスポートします。この再び動画データとなるので、これをYouTubeに張り付けたり、DVDにしたり、いろんな使い方ができます。他にも、さまざまな機能があるようですが、字幕をつけるだけなら、これで完成です。この下に出ているような感じで字幕がつきます。
動画となったものはこんな感じです。1分くらいの内容の修正で5分くらいかかったので、研修動画全編に行うのは難しいと感じました。動画の数分をダイジェストとして使いたい時に活用しようと思います。
文字だけをテキストデータとしてエクスポートも可能なので、noteの記事にしたり議事録に残したり、活用の可能性はたくさんありありそうです。こちら字幕修正前のものをテキストデータにしました。チラホラ意味不明なものがありますね(笑)。地名とか固有名詞はかなり難しいようですね…。
5.私の感想:知っていると知らないでは大違い
私はこのツールを知人に教えてもらうまでは、YouTubeを見る時にオート字幕機能を使ってもかなり支離滅裂なので、今の技術でも字幕をつけるのは難しいんだろうと思っていたんです。だから、Vrewには驚きました。これまで文字おこしは手作業で行うものだと思っていました。手作業で確認も必要ですが、Vrewを一回行って編集した方が圧倒的に作業時間が短くなると思います。
ネット上では、たくさんVrewの情報がありますので、この機会に興味を持たれた方は探していただければと思います。他にもいろんなツールを使ってみたいと思います。ありがとうございました!
【この記事は、こちらのメンバーと刺激しあって作成しています】
私は「Locally Driven LABs(LDL)」のプロジェクトの1つ“地方のオンラインの普及と価値の創造“にも所属しています。ここでは、参加者同士でオンラインツールの情報共有を記事にしています。地方で実践しているメンバーがオンラインツールの使用感、参考事例などを話しており、資料としても活用できるよう整理しています。
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