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「サウナ大好きおじさん」の広がる未来【LDLバディ・インタビュー 小松陽一さん】

今回は、私の所属しているまちづくりの実践者コミュニティー「Locally Driven Labs(以下、LDL)」のメンバーの小松陽一さんを紹介したいと思います。LDLはまちづくりの第一人者木下斉さんが所長を務めます。LDLの説明はメンバーの岡崎さんがまとめている記事をご覧ください。

これまでのLDLメンバーのnote記事はこちらにございます。

LDLには様々な地域、分野でまちづくりの活動をしている魅力的なメンバーがいらっしゃいます。現在、定期的にメンバー同士でバディーを組んでお互いに情報交換し、情報交換をしたり、相乗効果を図っていたりします。

今回は、10月にLDLに参加された小松陽一さんとバディーとしてお話する機会をいただきましたので、紹介したいと思います。小松さんは、熊本県庁で土木の担当をされている方です。noteでの発信を熱心にされていて、なんと毎日更新!公務員、土木関係のことといったお仕事以外のネタ、サウナやソロキャンプの発信もとても興味深いです。

今は休日は趣味にも充実されていて、noteでの情報発信もこまめにされている小松さんですが、子どもさんが小さいころは仕事もなかなか大変な時期もあったそうです。まず、私が日々忙しくしていることに理解してくださって、ほっとしてお話させていただきました。


1.意外ときつい県庁職員

私は岡山県に住んでいても、なかなか岡山県庁の方と知り合いがいる訳でもないので、県庁にお勤めの方とお話する機会は新鮮でした。

県庁職員さんは、当然ですが、県全体の仕事を担当するため、山間部であったり、離島であっても、仕事があれば、その地域に行かなくてはなりません。熊本県でいうと、まさに山から島まであって、もし、転勤となっても、昨今は手当が特別充実している訳ではなく、遠距離通勤や二重生活で大変な思いをしている方も多いそうです。

そのような環境から、最近は人材難で、採用も大変、採用して育てても、転職してしまうことも増えているようです。

小松さんは、現在芦北町という熊本県南部の地域でお仕事をされていますが、たまたま義理のお母さまの家があるということで住環境があるため、二重生活ですが、まだ恵まれている方だそうです。

2.ご自身の事業を目指して奮闘中

周りから見れば、県庁の職員さんは一般サラリーマンより恵まれているように感じますが、定年後のライフプランはあまり充実したものとはいえないようでした。

土木畑の小松さんは、技術職なので、知識や経験がありますが、定年後にそういった知識を活かすことのできる仕事は少ないようです。県の仕事を受注している会社のいわゆるパイプ役(顔の効く人)的な感じの仕事が多く、能力よりも経歴で評価されているようで、そのように定年後の数年を過ごすのは違和感を感じているということでした。

県庁職員としての再雇用のみちも、給料が約半分になって、同じような仕事をするというのも、考え事のようです。お仕事も外の仕事で体力も必要のようです。

そんな将来も考えつつ、今は、趣味のサウナやキャンプを通じ、地域の魅力を活かした事業をできればということで、仲間の方と取り組みをして、情報発信をされています。インスタの写真も素敵です。熊本の海や自然の中でのサウナは、サウナ-の方にはとても関心があるのではないでしょうか。小松さん曰く、投稿の中にはなぜか中東の人が拡散してたくさんイイネがつくこともあって、SNSは面白いって言っていました。まさにSNSはグローバルですね。

好きなことを真剣に取り組むのは素敵です。私は今はここまで打ち込める趣味ってないのですが、趣味が充実していて仲間とつながれるって憧れます。

こちらが「サウナ大好きおじさん」というアカウントの小松さんのインスタです↓↓↓

3.生活を支える仕事こそ、IT、デジタル化が必要

行政の土木専門職としての仕事についても、想いを伺いました。具体的には、道路や橋のメンテナンスなどを行っているということですが、今の時代は基本的なインフラは整っていて、改修や修繕が必要なタイミングのものが多く、仕事の中心は、改修や修繕ということでした。

余談ですが、熊本では半導体メーカーTSMCの工場ができるということで、これは日本の国にも関わる大きな事業でもあるため、その近辺はほかの地域とは違って、道路の拡張、建物の建設などが活気があり、別の場所のような状況ということでした。ちなみに、熊本では、教育分野でも半導体関連の盛り上がりがあり、子どもさんも半導体関連に進もうかと考えているようでした。そう考えると、「産業が変われば人々の暮らしが変わる」というのも納得ですね。

話を戻すと、それ以外の地域は、他の日本のローカルと同様、どちらかというと守りの仕事で目立たない仕事ですが、生活には必要不可欠です。地域の高齢化が進むとともに、技術職も高齢化が進み、小松さんご自身も現場仕事もどこまでできるか、と感じています。そんな中、どうやって仕事を改善するかと考えると、やはりIT、デジタル化は絶対必要と実感しています。

人が少なくなるなら、2人の仕事を1人でできれば、生産性が向上したことになり、付加価値が高まります。県庁という環境の中でも、意識を持って仕事に取り組んでいるということでした。

そういう点では、私の関わっている医療福祉の世界でも一緒ですね。IT、デジタル化は、便利という範疇を超えて、マスト。「いまだに抵抗する人たちに何なのかと思う」というところでは、私と小松さん、地域も業界も違えど、共感したポイントでした。

4.感想:こんなイケオジになりたい

小松さんのnoteを拝見すると、子どもさんが小さいころ、体調を崩して仕事のお休みをされた経験もあるということで(今のお仕事でのご活躍や休日の感じからは想像できませんが)、そんなこともオープンに情報共有されている姿にすごいなあ、と感じました。いろんな記事を読んでいると、小松さんのお人柄が伝わっています。小松さんのnoteを読みながら、私の今のいろんなモヤモヤした気持ちも、少しずつ言語化できればと感じました。

そして、子どもさんが大きくなって、それから新しい趣味を持って、挑戦や学びをされ、関係つくりをされていることも、素敵だと感じました。noteやインスタといったSNSの発信もこまめにしている小松さんに、私もたくさん見習いたいところです。

定年後のご自身の働き方を主体的に考え、ご自分の弱みにも向き合いつつ、毎日を充実されている姿に「こんなイケオジになりたい」と感じました!
LDLを通じて、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)

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