予定変更のアラシです
今は仕方ないとわかっているんですが、撮影予定の変更の連絡を頂くとうーん…とうなりそうになります。そこを我慢して、努めて明るく聞こえるようにと思いながら、返事をさせていただきます。
今変更の連絡が入るのは高校です。県内の公立高校は、5月の連休明けまで休校になってしまったので様々な仕事の変更を余儀なくされています。本来なら3月や4月に撮影し、すでに納品も終わっているはずの証明写真がほとんどですが、部活動の中止・対外試合の中止という状況なので、部活動風景の撮影もできません。
新聞やネットニュースでも時々見かけますが、この部活動中止と対外試合の中止っていうのはやっぱり切ないですね。いつもの年なら4月の半ばあたりから試合の撮影に行って、今日は暑いなーなんて思いながらグラウンドを走り回ってるラグビー選手やサッカー選手をファインダー越しに見てたり、野球や陸上競技、バスケットボールの試合もかなり間近で、ゴールの下あたりで、邪魔にならないかなーと思いながらボールを追っかけているんです。それが全くないというのは、なんかねー、どうにかならないのかしら、と思ってしまいます。
今日は新年度の卒業アルバム作成の打ち合わせに、高校の先生とお会いしてきました。若干距離を取って、でもまぁ差し向かいに近い形でしたが、斜めに向き合ってでした。3人でしたがみんなマスク姿で、当然窓と扉は空きっぱなし。学校には不要不急の訪問はお断りしますという注意書きがあって、本来なら玄関先で終わりのところを打ち合わせ場所まで入れていただいたのでいつも通りのことをしているんだけれどなんか申し訳ないなーと思ってしまいました。
学校ではどんなものを撮影するのか、どの時期に撮影するのかをこの最初の打ち合わせで確認するんですが、今年は何が撮れるか、すでにあるデータは何があるか、1・2年生の時の写真でどこまで埋められるか、まずはそこを確認してあとは普段の生活を撮影する、部活動も学校での活動や練習風景を撮ってみてはどうか、と提案してきました。まぁ、それもこれも学校が再開してからですが。
夏休み明けまでもしかしたら活動はないんじゃないかとか、その先はどうなるかわからないとか、何しろ今はどこでも誰でも想像でしか話せないことはわかってるのでもうね、仕方ないなと納得するしかないんだけれど、でも今年はこういう年だったよって30年40年経った時に話せるようなものを作りたい。できるだけ、この気持ちを保ったままでいたい。
毎年そう思うけれど、今年はなおさらそう思います。
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