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第30回新宿読書会のふりかえり

2月26日(土)に第30回新宿読書会『恋する寄生虫』が開催されました\(^o^)/今回は新たに試してみたこともあるので、その「ふりかえり」を行ってみます。

課題本『恋する寄生虫』

今回は2月にバレンタインがあるということで、恋愛小説が課題本のテーマになりました。季節感のあるテーマってのも、ジャンルの幅が広がりそうでいいですね。
2月だと他にも「猫(ニャンニャン)」「鬼(節分)」なんかのテーマでも課題本テーマとして良さそうです。

投票の結果、課題本は『恋する寄生虫』に決定。
※同票1位があったので、主催の票をいれた方が選ばれましたが、毎回これが心苦しいのよね。なにかいい方法があるといいのだけど。

投票結果

選ばれた本は『恋する寄生虫 | 三秋 縋 (著)』でした。賛否両論ある感じのストーリーでしたので、読書会向きの本でしたね。トピックの中で何回か参加者によって半々に意見が分かれる場面がありました(^○^)。

これを語るのが、読書会の醍醐味です。

グランドルールの設定

新しい試みとしてオフライン会にて「グランドルールの設定」を行ってみました。グランドルールとは、会議において「みんなでこういうことを守って話し合いしましょうね」という共通認識のことです。

1月のふりかえり時に出てきた問題として「本に対する批判的意見を遠慮してしまった(課題本に選んだ人に悪いので)」というものがありました。

その問題点を解決するために、最初に全員の前でグランドルールの設定確認をとり、ホワイトボードに書いて標語のように掲示しておきます。

そして、こう話しかけます

「この会に集まってくれた皆さんは、この本について深く話し合うことを目指していると思います。そのためには本に対するネガティブな意見や、誰かに対しての反対意見、少数意見もあると思います。
それは読書をもっと楽しむためのものです。誰も個人攻撃したくもされたくもないはずです。

なのでネガティブな意見をいうときは、頭に”私は”をつけてあくまでも個人の意見なんだということを強調するようにしませんか。

ついネガティブな意見をそのまま言ってしまっている人を見つけたら、それを言葉で指摘するのではなく、前に書いてあるグランドルールを静かに指差すようにしてみましょう」

みたいな感じ

右上にあるのがグランドルール

今見返してみると「批判するときは頭に”私は”をつける」と書いてありますね。批判という言葉は強すぎるので、ネガティブな意見に変えた方がいいかも。

実際このルールは、かなり有効に感じました。

先ほど今回のストーリーは賛否両論ありそうだというふうに書きましたが、意見が半々に分かれた時も、いままでより楽しく自分の意見が言えているように感じたのです。

この手法はこれからも続けたいなと感じています。

オンラインオフライン同時開催

最近、1回の参加人数が20人弱になりとてもありがたいことなのですが、1人1人の会話時間が少なくなっているように感じていました。

初参加の人に一番しゃべりやすい場を!というのがコンセプトの会です。1グループ5〜8人くらいがベストな人数かなと感じています。なので、今回はオンライン読書会に半数、オフライン読書会に半数で同日時間をズラしての開催をしてみました。

さすがに疲れますが、別日にやるよりは全然気が楽ですし、オンオフどっちの練習もできるってのはいいですね。しかし、いつかは一回30人とかになってしまうことも考えて、ファシリをどうしていくかを考えていかねばならない時期に来ている気がします。

まとめ

今月はTRYが2つあって、どちらも良い結果を生んだのでよかったと思います。活動も3年目になりますが、まだまだ改善できる点は多いですね😁

主催者ではなく、参加者の感想につきましては
公式HPにまとまっておりますので、ぜひご覧くださいませ(^○^)
こういう活動してくれている方にもちゃんと感謝を伝えねば!


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